突然ですが、感情をちゃんと言葉にするのって難しいですよね。
三省堂が主催する「今年の新語2024」では「言語化」が大賞を受賞。LINEを筆頭にテキストでのやり取りが増え、文字情報だけでのコミュニケーションは増え続けています。
一方で、「言語化」にそれだけ注目が集まるということは、それだけ多くの人が言語化に悩みを抱えているということの証拠でもあります。
そんな時に便利なのは、やっぱり絵文字やスタンプ。曖昧な感情を視覚的に表現してくれます。
ちなみに、11月に突如としてLINEに実装され、密かに注目を集めている新たな絵文字があるのをご存じでしょうか?
LINEユーザーの需要から生まれた「えもじの子(仮)」
現在、密かに注目を集めているのが「えもじの子(仮)」と呼ばれるキャラクター。
LINE公式からも「なんとも言えない感情表現」を行える絵文字の例として紹介されています。
「えもじの子」が登場したのは、2024年11月に行われた、7年ぶりとなるLINEデフォルト絵文字のリニューアルから。
その発表文では最近のユーザーの傾向を「ここ数年では”無言で圧をかけるような表現”や”虚無感のある表情”といった、言葉にしにくい感情を表現するスタンプも人気の傾向にあります」と説明。
12月31日からは、追加として公式絵文字も販売開始。商品説明欄では「気づいたらあなたのLINEにいたえもじの子(仮)。です」と紹介されています(外部リンク)。
作者は現在明かされておらず、公式絵文字のクリエイター欄は「とくめいきぼう」と表記され、コピーライトも「Copyright © LY Corporation」とラインヤフー社の名前のみが記載されています。
言語化せずとも、ニュアンスを伝えられる便利さ
正式名称が不明なため、言及される数はそこまで多くないものの、徐々にその認知が広まってきている様子。
VTuberグループ・ぶいすぽっ!所属の橘ひなのさんも「最近LINEにいるこいつなんなの?めっちゃ使っちゃうんだけど」と、その有用性を発信しています。
ちなみに、KAI-YOU社内のSlackで筆者が「こういう絵文字が最近人気っぽくて」と紹介したところ「きもいちいかわみたいな……」というあまりにも心無い一言が飛んできました。
言語化能力が求められる時代ではありますが、なんでもかんでも言葉にするのではなく、心にとどめておいた方がいいことも多いようです。
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント