随一の爆発力を持つ「Domination Crown CORE」
Domination Crown/画像はZETA DIVISIONの公式サイトより
開幕から順調にポイントを稼ぎ、一時は首位に躍り出たものの、苦戦を強いられ3位でレギュラーステージを終えたDomination Crown。
COREは、葛葉さんとk4senさんが主導して試合のテンポを握り、先に集まって仕掛ける形を得意とするチーム。乱戦に強く、一度有利をつくれば一気に試合を決めてしまう爆発力を持つ。
レギュラーステージでは、「簡単な方に逃がさない」というらいじんコーチの方針のもと、序盤の試合づくりや集団戦での意思統一など課題を一つずつ解決。
うまく5人の連携が噛み合い、勢いに乗った時の迫力は会場を大きく沸かせる、ロマンのあるチームと言えるだろう。
精鋭が居並ぶ「Domination Crown NEXT」
Domination Crown NEXTは個性派のメンバーが揃い、NEXT最強格とも呼ばれるチーム。
特に少人数戦では、空澄セナさんに注目。魂のキャラクターでもあるアカリを使用した際には、一人で試合全体を動かすほどの力を持っている。
一方、集団戦に持ち込んだときには、COREの面々からも「NEXTにいていいレベルか!?」と驚かれるほどの実力を持つ、天帝フォルテさんの思い切りの良いポジショニングからの爆発力もある。
2人の持ち味を活かせる突破口を誰がつくるのか、そこに注目すると観戦の面白さが増すだろう。
呪い合え、全てを懸けて「Precision Diadem CORE」
Precision Diadem/画像はZETA DIVISIONの公式サイトより
苦戦が続き、レギュラーステージでは4位という結果となったPrecision Diadem。
Precision DiademのCOREは、ゆきおさん、Kamitoさんらの安定したレーン戦で築いた有利をベースに集団戦を構築するスタイルを持つ。
特に、静かな試合展開でも確実に対面のプレイヤーに差をつけるSHAKAさんの堅実なプレイは、いつでもチームに勝ち筋を提供する。
ただし視界の確保や集団戦での判断精度に課題が見られ、押し切られる試合もあった。プレイオフで勝ち抜くには、安定感の中から爆発力をどう引き出せるかが重要になる。
全ては皇帝の掌の上?「Precision Diadem NEXT」
Precision DiademのNEXTは、試合を重ねるごとに急成長を遂げたチーム。
しろまんたさんの泥臭いプレイングは観客を惹きつけ、MOTHER3rdさんは負け試合の中でも大会唯一のペンタキル(1人で相手チーム全員を倒すこと)を達成して意地を見せた。
注目は独特のキャラ選択と高いスキルで知られ、現役時代は皇帝と称された元プロ・Cerosコーチと、彼の指導を受ける夢野あかりさん。
彼女を中心に奇抜な構成で一発を狙う余地もあり、オフラインの舞台で「成長物語」を見せられるかが楽しみだ。
幕張メッセの熱気が試合に与える影響も注目
約3ヶ月間かけてリーグ戦がおこなわれた「League The k4sen」。
総じてCOREの戦いは、ストリーマーイベントとしては類を見ない意思疎通のレベルの高さ、丁寧な試合展開が見どころとなる。一方のNEXTでは、それぞれの得意分野をどのように相手チームに押し付けるか、荒くとも貪欲な姿勢がポイントとなりそうだ。
また、ここでは触れられなかったが、COREとNEXTの2部チームの間で使用キャラクターを制限される「フィアレスドラフト」も楽しみなところ。
さらに、DAY1には、コーチ陣に加えてCrazy Raccoon所属のストリーマー・RasさんとJasperさんが参加するショーマッチも開催。
試合以外では、各チームの名言などを盛り込んだキッチンカーも見どころの一つ。
幕張メッセというオフラインの熱気が、プレイオフの結果にどのように影響を与えるのか。声援を送りながら注目したい。

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