Twitch主催イベントで女性配信者への暴行事件が発生 警備体制や対応に批判が集まる

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タナカハルカ
Twitch主催イベントで女性配信者への暴行事件が発生 警備体制や対応に批判が集まる
Twitch主催イベントで女性配信者への暴行事件が発生 警備体制や対応に批判が集まる

Emiruさん/画像はRed Bull公式サイトから

配信プラットフォーム・Twitchが10月17日~10月19日に開催したイベント「TwitchCon 2025」で発生した女性ストリーマー・Emiruさんへの暴行事件について、注目が集まっている。

Twitch側は事件に対して、X上で遺憾の意を表明するとともに「直ちに犯人を会場へ入れないようにした」と報告。一方、Emiruさん側は、Twitch側の警備員が男性を止めようともしていなかったこと、マネージャーが対応を要求したことでようやく動き出したことを主張。

この件に対して、VTuber・アイアンマウスさんなど多くのストリーマーやファンが反応。

ファンからアイアンマウスさんらへのプレゼントがスタッフによって捨てられていたことも明らかになり、Twitch側の体制に対して非難が集まっている。

ファンと交流中の人気配信者・Emiruを男性が襲撃

事件が発生したのは、カリフォルニア州・サンディエゴで10月17日~10月19日にかけて開催されたコミュニティイベント「TwitchCon 2025」。

10月17日にストリーマー/コスプレイヤー・Emiruさん(Twichフォロワー190.6万人)がファンとの交流会を行っていたところ、柵を乗り越えて接近した男性がEmiruさんに無理やりキスをしようと掴みかかるという事件が発生した。

会場で配信をしていたストリーマー・BaconCrumbzさんが事件の様子を映していたことで、事件の情報が拡散。

映像には、犯人が警備員と思しき人物に突き飛ばされ、Emiruさんは女性に連れられて会場から去る姿が収められている。

Emiruさんは後に、この男性は自身が雇ったボディーガードで、女性は自身のマネージャーだと説明。イベント側の警備員は接近を許しただけでなく、男性を取り押さえようともせず、逃げるのを放置し冗談まで言っていたと主張している。

TwitchとEmiruの声明で食い違う主張

この事件に対しTwitchは、10月18日にX上で声明を発表した。

声明では「著名なストリーマーが関与した事件で示された当該個人の行動は、全く容認できず、深く遺憾に思います」と表明。

加えて、当時はイベント側のスタッフが対応を行ったことや、犯人は即座に会場への出入りを禁止されたこと、今後Twitchのイベントから無期限で追放されたことを説明している。

一方、Emiruさんも10月19日に事件の経緯を説明する文章をXに投稿。この内容が、Twitch側の主張とは異なっていた。

声明を発表した後に行われたEmiruさんの配信

Emiruさん曰く、Twitch側は男性の再入場を“即時禁止”したと発表したが、実際には加害者が簡単に現場から立ち去っていることや、事件から何時間も経ってようやく男性が捕まったと説明。

さらに、その対応についてもEmiruさんのマネージャーが何らかの対応を強く迫った後に、ようやく加害者が拘束されたように感じたと主張している。

Emiruさんは10年間TwitchConに参加してきたことを振り返りつつ、今後、同イベントには参加しないことを表明。

他のクリエイターにも「今後参加しないことを真剣に考えるべきだと思います。私は自分の警備員やスタッフを連れてきても、ケアされているとも守られているとも感じませんでした」と呼び掛けた。

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