eスポーツチーム・ZETA DIVISIONは10月22日(水)、公式サイト上で「訴訟対応結果のご報告及び誹謗中傷行為対応指針の策定について」と題した文書を公開した。
関優太さんをはじめ、所属ストリーマーやその家族に対するインターネット上での誹謗中傷や殺害予告投稿に関して、これまで行ってきた訴訟対応の結果を報告。
さらに今後の対応方針を示す「誹謗中傷行為対応指針」を策定したと発表した。
所属ストリーマー・関優太への殺害予告が「好き嫌い.com」に投稿
ZETA DIVISIONでは2024年9月、掲示板サイト「好き嫌い.com」において、所属ストリーマーの関優太さんとその家族に対する殺害予告が投稿されたことを確認。投稿した人物の発信者情報の開示請求を行い、開示が認められた後に民事訴訟を提起していた。
その上で、今回の発表によると、2025年3月に東京地方裁判所において損害賠償請求を認める判決を得たという。
この判決内容についてZETA DIVISIONは「認められた損害賠償額が十分でない」と考え即時控訴。控訴審係属中に、被告個人の氏名を公開しないことを条件に、和解が成立したことを明らかにした。
また、別の誹謗中傷事案に関してもSNS上の投稿者に対し、発信者情報開示請求および民事訴訟を行い、損害賠償請求が認められたとしている。
ZETA DIVISIONの発表/画像は公式サイトより
ZETA DIVISION、限度を超えた誹謗中傷は全て発信者情報開示請求の対象に
ZETA DIVISIONはこれらの経緯を踏まえ、今後の対応方針として「誹謗中傷行為対応指針」を策定した。
発表によると、ZETA DIVISION所属メンバーへの誹謗中傷行為のうち「一定限度を超えた投稿」については、本人の意思確認を行ったうえで、全件を発信者情報開示請求の対象とする方針を明記。
事案の内容によっては刑事告訴を視野に入れ、厳格に対応していくとしている。
ZETA DIVISIONは、これらの対応を通じて「誹謗中傷行為に対して社会全体が慎重に対応する環境の実現を目指す」としており、今後も損害賠償額が不十分な場合には高等裁判所への控訴も行う方針を示している。

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