バーチャルゴリラ、歌衣メイカ、乾伸一郎の「漢度3000倍」な熱い魅力

漢気あふれるマルチクリエイターVTuber・歌衣メイカ

歌衣メイカさんは、2018年2月25日に活動を開始したVTuberだ。

YouTubeのチャンネル登録者数は24.4万人（2021年8月現在）。

当初は男声の女性VTuberとして活動していたが、様々な経緯の末、現在では男性のメイカさんが表で活動、女性のメイカさんはプロデューサーという立ち位置になっている。 元イラストレーターというスキルを生かし、2D・3D共にアバターは全て自作。動画で使用するイラストも本人が制作している。

またゲーム実況、歌ってみた、描いてみた、雑談、動画や配信まで活動の幅はかなり広く、なんでもソツなくこなしてしまうマルチクリエイターという印象が強い。 性格は明るくサバサバとしていて、勢いのある関西弁が特徴的。自他ともに認める笑い上戸で、そのクセの強い笑い方に思わずつられてしまうという人も多い。

コミュニケーション能力が高く人脈も広いが、活動初期には「コラボ相手がいない」ということで弟や両親とのコラボ動画を企画、これが大好評だった。

エンターテイメントに対するストイックな姿勢

2018年8月にキズナアイさんが主催し、88名のVTuberが参加した当時最大規模のマリオカート大会「キズナアイ杯」では初代王者を獲得。『APEX Legends』ではマスターランクに到達するなど、ゲームの腕も確かなものがある。

「漢気麻雀」という変則ルールを用いた麻雀配信も人気で、本人の麻雀の腕前も相当のもの。

2020年11月に行われたオンライン麻雀ゲーム「雀魂」公式の麻雀大会「雀魂バーチャルインターハイ」では、天開司さん、コーサカさんとチーム参加し、大逆転の末に優勝、インタビューでは漢泣きを見せた。 2018年から毎年年末にはVTuber音楽企画配信「V紅白」を開催、自身は司会も務めている。

ホロライブとにじさんじを筆頭にした企業勢、そして個性豊かな個人勢が集結。知名度や事務所の垣根を超えた大型コラボで、その企画の大部分をメイカさん1人が運営していた。 このような盛り上げ役に回ることが多い一方で、VTuberとしての活動やエンターテイメントに対しては非常にストイック。

「V紅白」第4回以降の開催は「クオリティに妥協したくない、関わってくれた人に失礼なものはしたくない」という理由から一時見送りを決めるなど芯の強い考えをもっており、イベントや配信でのトークの端々にそれを感じることができる。