原作漫画を手がけた五十嵐大介さんとは、米津さんが公式イメージソングを担当していたルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」をきっかけに親交が続いていた。
米津さんが原作を初めて読んだのは10代の頃。「今読み返してもあの時の衝撃は全く古びず、更に新しい発見をもたらしてくれます」とその魅力に言及。
「もし映像化されるのであれば歌を作らせてほしいなあなんていうふうに思ってたことが、今日になって実現するというのはなんとも感慨深いです」とコメントした。
五十嵐大介初の長編漫画『海獣の子供』
『海獣の子供』は五十嵐大介さん初の長編漫画であり、中学生の少女とジュゴンに育てられた2人の少年たちを中心に繰り広げられる幻想的な物語。マンガ雑誌『月刊IKKI』(小学館)で2006年から2011年にかけて連載された。
キャストには主人公の琉花役に芦田愛菜さん、海役に石橋陽彩さん、海の兄・空役に浦上晟周さん、ほかにも稲垣吾郎さんや蒼井優さんらが決定している。
米津玄師の2019年第1弾作品「海の幽霊」
多くの長編アニメが公開される中でも、キャストや久石譲さんが担当する音楽など、注目を集める『海獣の子供』。その主題歌を、NHK紅白歌合戦への出演や「Lemon」での記録達成が記憶に新しい米津玄師さんが担当する。
2018年は文字通り記録と記憶の両方に名を刻んだ米津玄師さん。『海獣の子供』の主題歌は彼の2019年待望の第1弾作品であるだけに、劇場で流れる日を楽しみにしたい。
米津玄師さんコメント
原作を初めて読んだのは10代の頃だと思うのですが、そのすごさに圧倒されたことを憶えています。今読み返してもあの時の衝撃は全く古びず、更に新しい発見をもたらしてくれます。
もし映像化されるのであれば歌を作らせてほしいなあなんていうふうに思ってたことが、今日になって実現するというのはなんとも感慨深いです。
原作が持ってるものに負けないよう、それでいてうまく寄り添えるようなものが、果たして自分に作れるのかと、ここ数ヶ月は問答の日々でした。今は映画館で流れる日を楽しみにしています。
(c)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会五十嵐大介さんコメント
米津玄師さんと初めてお会いしたのは何年前になるでしょうか。
それからの様々な人のつながりを経て、映画「海獣の子供」の主題歌を米津さんに…という話を伺った時、来るべきものが来たような、不思議な昂揚を感じました。
心を高く深く拡げてくれつつ、同時に着地点を示してくれるような美しい歌に出会えて、今はただ感無量です。
続報明かされるたびに期待高まる『海獣の子供』
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作品情報
海獣の子供
- 公開
- 2019年6月7日(金)全国ロードショー
- 原作
- 五十嵐大介「海獣の子供」(小学館 IKKICOMIX刊)
- キャスト
- 芦田愛菜 石橋陽彩 浦上晟周 森崎ウィン
- 稲垣吾郎 蒼井 優 渡辺 徹 / 田中泯 富司純子
- スタッフ
- 監督
- 渡辺 歩
- 音楽
- 久石 譲
- キャラクターデザイン・総作画監督・演出
- 小西賢一
- 美術監督
- 木村真二
- CGI監督
- 秋本賢一郎
- 色彩設計
- 伊東美由樹
- 音響監督
- 笠松広司
- プロデューサー
- 田中栄子
- 主題歌
- 米津玄師「海の幽霊」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
- アニメーション制作
- STUDIO4℃
- 製作
- 「海獣の子供」製作委員会
- 配給
- 東宝映像事業部
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