2019年6月7日(金)より全国公開される五十嵐大介さん原作のアニメ映画『海獣の子供』の予告映像が解禁。
STUDIO4℃によって、五十嵐大介さんの描く濃密な世界がそのまま映像化されたアニメーション表現に息を飲む。『海獣の子供』予告
公開が心から待ち遠しくなるような映像となっている。
自身初の長編漫画であり『海獣の子供』は、マンガ雑誌『月刊IKKI』で2006年から2011年にかけて連載された。
中学生の少女とジュゴンに育てられた2人の少年たちを中心に繰り広げられる、幻想的な生命誕生の物語だ。
ずば抜けた想像力と高い画力によって、繊細で幻想的世界を生み出してきた五十嵐大介さんは、特に自然への畏敬を漫画で表現している点が多くの読者を魅了してきた。
人気のある漫画家である一方、映像化は難しいのではないかとも言われてきたが、『海獣の子供』で自身初のアニメ化を果たすということで注目されてきた。
特報映像もすでに解禁されていたが、今回解禁された予告映像には、五十嵐大介さんの作品世界を映像に昇華させた圧倒的なアニメーションの一部が収められている。
冒頭、ザトウクジラのこちらを見つめる瞳に圧巻され、「海で起きるほとんどの事は、誰にも気づかれない」というコピーが映し出されていく。
主人公・琉花の夏休みのはじまり、ジュゴンに育てられた少年「海」と「空」との出会いや、彼女が幼い頃に体験した不思議な思い出のシーンも描かれる。
主人公の琉花役を弱冠14歳にして数々の映画・ドラマ・CMなど幅広く活躍する女優・芦田愛菜さんが、物語の鍵を握る2人の兄弟役として、弟の海役を石橋陽彩さん、兄の空役を窪塚愛流さんが演じている。
また、稲垣吾郎さんと蒼井優さんが琉花の両親役のキャストをつとめる点も話題を集めている。
予告映像の音楽にも耳を傾けてほしい。音楽を手がける巨匠・久石譲さんが長編アニメーション映画の音楽を担当するのは、スタジオジブリ制作の『風立ちぬ』、『かぐや姫の物語』が公開された2013年以来。
予告映像の前半は浜辺の静けさを、後半は海の荒々しさを表現したかのような久石譲さんの音楽に乗せ、3人の出逢いをキッカケに始まる海洋冒険ミステリーの一端を垣間見ることが出来る。
地球の71%をも占める海について、人間が目にすることが出来る、知ることが出来る事象は、一体どのくらいあるのか?
身近にありながら人間にとっては“得体の知れない”自然を描く五十嵐大介さんの漫画が、アニメではどのような形となっているのか。公開まで、期待は高まる一方だ。
STUDIO4℃によって、五十嵐大介さんの描く濃密な世界がそのまま映像化されたアニメーション表現に息を飲む。
自然への畏敬を描く五十嵐大介
代表作の『魔女』と『海獣の子供』で、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を2度受賞している五十嵐大介さん。自身初の長編漫画であり『海獣の子供』は、マンガ雑誌『月刊IKKI』で2006年から2011年にかけて連載された。
中学生の少女とジュゴンに育てられた2人の少年たちを中心に繰り広げられる、幻想的な生命誕生の物語だ。
ずば抜けた想像力と高い画力によって、繊細で幻想的世界を生み出してきた五十嵐大介さんは、特に自然への畏敬を漫画で表現している点が多くの読者を魅了してきた。
人気のある漫画家である一方、映像化は難しいのではないかとも言われてきたが、『海獣の子供』で自身初のアニメ化を果たすということで注目されてきた。
圧巻の映像表現 『海獣の子供』予告編
アニメ制作は、第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した映画『鉄コン筋クリート』などを手がけたアニメスタジオ・STUDIO4℃。立体的な映像表現に定評があるスタジオだ。特報映像もすでに解禁されていたが、今回解禁された予告映像には、五十嵐大介さんの作品世界を映像に昇華させた圧倒的なアニメーションの一部が収められている。
冒頭、ザトウクジラのこちらを見つめる瞳に圧巻され、「海で起きるほとんどの事は、誰にも気づかれない」というコピーが映し出されていく。
主人公・琉花の夏休みのはじまり、ジュゴンに育てられた少年「海」と「空」との出会いや、彼女が幼い頃に体験した不思議な思い出のシーンも描かれる。
主人公の琉花役を弱冠14歳にして数々の映画・ドラマ・CMなど幅広く活躍する女優・芦田愛菜さんが、物語の鍵を握る2人の兄弟役として、弟の海役を石橋陽彩さん、兄の空役を窪塚愛流さんが演じている。
また、稲垣吾郎さんと蒼井優さんが琉花の両親役のキャストをつとめる点も話題を集めている。
予告映像の音楽にも耳を傾けてほしい。音楽を手がける巨匠・久石譲さんが長編アニメーション映画の音楽を担当するのは、スタジオジブリ制作の『風立ちぬ』、『かぐや姫の物語』が公開された2013年以来。
予告映像の前半は浜辺の静けさを、後半は海の荒々しさを表現したかのような久石譲さんの音楽に乗せ、3人の出逢いをキッカケに始まる海洋冒険ミステリーの一端を垣間見ることが出来る。
地球の71%をも占める海について、人間が目にすることが出来る、知ることが出来る事象は、一体どのくらいあるのか?
身近にありながら人間にとっては“得体の知れない”自然を描く五十嵐大介さんの漫画が、アニメではどのような形となっているのか。公開まで、期待は高まる一方だ。
久石譲さんコメント
この映画の面白さは、ストーリーとして予測出来ないところにあります。哲学的であるとも言えます。全編を通してミニマル・ミュージックのスタイルを貫いたので、映画音楽としてはかなりチャレンジをしたと思います。
宇宙の記憶の息遣い、生命の躍動感など観る人のイマジネーションを駆り立てる作品です。音楽と映像によって観る人の感覚が開放されて楽しめることを期待します。
めちゃくちゃ楽しみなんですけど!
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