デジタルコマースが運営する成人向けサービス「FANZA」が、直近1年間の約3億3000万人のユーザーデータから抽出した同人に関する統計「FANZA REPORT 2018 同人編」を公開した。
多様な同人誌を扱う「FANZA同人」の利用者数の「男女比」や「年齢層」はもちろん、「人気ジャンル」も解析。また、2018年の夏コミ「コミックマーケット94」(C94)開催時のアクセス傾向などを発表している。
同じ調査方法で行われたアダルト動画の統計「FANZA REPORT 2018」に続く大規模レポート(関連記事)。
12月29日(土)から開催の冬コミ「コミックマーケット95」(C95)を目前に、2018年の同人を振り返る興味深いレポートとなっている。
※統計期間は2017年10月1日から2018年9月30日まで、解析にはGoogle Analyticsを使用
「FANZA REPORT 2018 同人編」の中で、まず目を惹くのは、この1年でアクセスしたユーザー総数。
その数、約1億4000万人(145,805,763人)。 なんと、ロシア連邦の総人口1億4680万人に匹敵する数となっている。
うち、男女比は7:3。年齢分布は「25-34歳」が33%、「35-44歳」が26%、「18-24歳」が22%と続く。 なお、平均2%を占める65歳以上のユーザーが最も多い県、つまり老いてなお盛んな県は2.69%の奈良県だ。
特に近年、体感的にも、成人向け作品のこのジャンルへの傾倒を痛感する(作家・読者ともに)。
文字通りのジャンル名であるため多くは語らないが、ままならない現実の不条理を背景にした手に汗握る背徳感や、頭ではわかっていても抗えない肉欲に屈服する姿態とその臨界点で垣間見える情念など、筆舌に尽くしがたい広大な作品世界を望める一大ジャンルであると言える。
「寝取り・寝取られ」の後の展開の豊富なバリエーションなど含めて、このジャンルは本当に沼だ。
続く2位に「人妻」、3位に「催眠」など、やはり普段現実では得られない世界観を感じるジャンルが人気だ。
なお、5位にランクインしている「熟女」含め、成人向け動画に関する統計において明らかになった「熟女」「人妻」人気は、ここでも裏付けられている。
筆者が意外に思ったのは、近年、漫画やアニメなどのポップカルチャーでもたびたびモチーフにされる「ギャル」が25位である点だった。
統計ではさらに、エリア別人気ジャンル・男女別人気ジャンル・年齢別人気ジャンルなどが発表されているので、詳しい順位はそちらをチェックされたい(外部リンク)。
ひとつ言えるのは、全国すべてのエリア、すべての性別、すべての年齢層において、例外なく1位に輝いている「寝取り・寝取られ」ジャンルの圧倒的強さだ。
動画の統計では夜帯のピークとは別に「早朝」にもアクセスが見られが、同人では「正午」という結果に。
そのアクセス傾向からユーザーの動向を推測することも可能だが、ここではグラフを見るに留めたい。 最後に、この夏コミ「コミックマーケット94」(C94)開催時のアクセス傾向について。
開催された3日間において、初日の昼から3日連続で日中に大きなアクセスが見られる。 特徴的なのは、初日の夜には通常時の1.5倍超ものアクセスが集中しているという点だ。
一方、2日目以降の夜はいずれもアクセスは低調で、“体力温存”なのか“賢者タイム”なのか、意見が分かれることだろう。
統計だけではなく、成人向け作品を発表するサークル「チンジャオ娘。」さんによる特設コラムも掲載されている。
「僕らはみんなNTRている。」から始まるコラムは、なぜ「寝取り」と「寝取られ」でジャンルを分けることが難しいのか、という理由まで考察された示唆に富んだ内容。必読だ。
多様な同人誌を扱う「FANZA同人」の利用者数の「男女比」や「年齢層」はもちろん、「人気ジャンル」も解析。また、2018年の夏コミ「コミックマーケット94」(C94)開催時のアクセス傾向などを発表している。
同じ調査方法で行われたアダルト動画の統計「FANZA REPORT 2018」に続く大規模レポート(関連記事)。
12月29日(土)から開催の冬コミ「コミックマーケット95」(C95)を目前に、2018年の同人を振り返る興味深いレポートとなっている。
※統計期間は2017年10月1日から2018年9月30日まで、解析にはGoogle Analyticsを使用
「FANZA同人」のユーザー数、ロシアの総人口に匹敵
様々な個人制作の成人向け同人誌のダウンロード販売を扱う「FANZA同人」。「FANZA REPORT 2018 同人編」の中で、まず目を惹くのは、この1年でアクセスしたユーザー総数。
その数、約1億4000万人(145,805,763人)。 なんと、ロシア連邦の総人口1億4680万人に匹敵する数となっている。
うち、男女比は7:3。年齢分布は「25-34歳」が33%、「35-44歳」が26%、「18-24歳」が22%と続く。 なお、平均2%を占める65歳以上のユーザーが最も多い県、つまり老いてなお盛んな県は2.69%の奈良県だ。
圧巻の人気 「寝取り・寝取られ」という沼
見どころはやはり、「人気ジャンル」だろう。 人気ジャンルNO.1は納得の「寝取り・寝取られ」。特に近年、体感的にも、成人向け作品のこのジャンルへの傾倒を痛感する(作家・読者ともに)。
文字通りのジャンル名であるため多くは語らないが、ままならない現実の不条理を背景にした手に汗握る背徳感や、頭ではわかっていても抗えない肉欲に屈服する姿態とその臨界点で垣間見える情念など、筆舌に尽くしがたい広大な作品世界を望める一大ジャンルであると言える。
「寝取り・寝取られ」の後の展開の豊富なバリエーションなど含めて、このジャンルは本当に沼だ。
続く2位に「人妻」、3位に「催眠」など、やはり普段現実では得られない世界観を感じるジャンルが人気だ。
なお、5位にランクインしている「熟女」含め、成人向け動画に関する統計において明らかになった「熟女」「人妻」人気は、ここでも裏付けられている。
筆者が意外に思ったのは、近年、漫画やアニメなどのポップカルチャーでもたびたびモチーフにされる「ギャル」が25位である点だった。
統計ではさらに、エリア別人気ジャンル・男女別人気ジャンル・年齢別人気ジャンルなどが発表されているので、詳しい順位はそちらをチェックされたい(外部リンク)。
ひとつ言えるのは、全国すべてのエリア、すべての性別、すべての年齢層において、例外なく1位に輝いている「寝取り・寝取られ」ジャンルの圧倒的強さだ。
アクセス傾向から見える同人の楽しみ方
統計では、サイトのアクセス傾向についても発表されている。動画の統計では夜帯のピークとは別に「早朝」にもアクセスが見られが、同人では「正午」という結果に。
そのアクセス傾向からユーザーの動向を推測することも可能だが、ここではグラフを見るに留めたい。 最後に、この夏コミ「コミックマーケット94」(C94)開催時のアクセス傾向について。
開催された3日間において、初日の昼から3日連続で日中に大きなアクセスが見られる。 特徴的なのは、初日の夜には通常時の1.5倍超ものアクセスが集中しているという点だ。
一方、2日目以降の夜はいずれもアクセスは低調で、“体力温存”なのか“賢者タイム”なのか、意見が分かれることだろう。
なぜ「寝取り」と「寝取られ」でジャンル分けできないのか?
冒頭の繰り返しになるが、実に興味深いデータを発表している「FANZA REPORT 2018 同人編」。統計だけではなく、成人向け作品を発表するサークル「チンジャオ娘。」さんによる特設コラムも掲載されている。
「僕らはみんなNTRている。」から始まるコラムは、なぜ「寝取り」と「寝取られ」でジャンルを分けることが難しいのか、という理由まで考察された示唆に富んだ内容。必読だ。
FANZA取材、面白いので読んでね
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