「コミケとは行列であり、行列とはコミケである」──まるでメビウスの輪のような（？）この言葉は、かつてコミケに参加した人間が言ったとか言ってないとか。
8月11日・12日に東京ビッグサイトで開催された同人誌即売会「コミックマーケット104」に関わった全ての方々、おつかれさまでした！
来場者数は26万人。台風や地震の影響はなかったとはいえ、気温35度以上の猛暑は身体へのダメージは必須。ぜひ念入りにケアしてあげてください。
だって、多くの人が行列に並んだはずだから。コミケでは企業・サークル問わず、至るところで行列ができているわけですが、今回KAI-YOU編集部では、2日目に参加したイラストレーター・手島nariさんのサークル「meisaiya」をピックアップ。
2日目開幕時点から、感動的（？）な拍手喝采で迎えられた完売宣言までをレポートします。なお、当日頒布された『ガールズバンドクライ本』は、現在事後通販がスタートしています。
【画像で振り返る】夏コミ2日目を席巻した手島nariサークルの熱狂『ガルクラ』キャラクターデザイン担当、手島nariのサークルに人、殺到
手島nariさんといえば、ホロライブ所属VTuber・星街すいせいさんのキャラクターデザインで知られるイラストレーター。
加えて、4月から6月まで放送されたTVアニメ『ガールズバンドクライ』ではキャラクターデザインを担当。
夏コミで頒布された“ガルクラ本”こと『ガールズバンドクライ本』は、アニメのキャラクターやちょっとした漫画などが収録されています。
8月12日、手島nariさんのサークル「meisaiya」は、東展示棟の7ホールの東6ホール寄りの角のスペースで出展。10時30分の開幕前の段階で、すでに行列は東7ホールの外まで伸びていました。
手島nariさんのサークルスペース／画像は東京ビッグサイト公式サイトより（加工は編集部）
開幕前に東7ホールの外まで伸びる手島nariさんのサークル「meisaiya」の行列。左側に東6ホールがあるという位置関係
10時30分。開幕と同時に、東6ホール側から次々と人が入場してくるわけですが……
外まで伸びていた「meisaiya」の行列の最後尾に、どんどんどんどんどんどん人！ 人！！ 人！！！ が並んでいきます。
まさに「どどどどどどどどどどどどどどどどどっ！！！！！」という表現がぴったりな勢い。
どど……
どどどどどどどどどどどど！！！！
すると、コミケスタッフの人たちも「すたたたたたたたたっ！！！！！」と駆け寄ってきて、すぐさま列整理に着手。
「どうする？」「列切る？」「切る？？」「ここで切（って移動させ）る！」
颯爽と集まってきて列整理にあたるコミケスタッフ（青い帽子や腕章の人たち）
慌ただしく連携を取りながら「meisaiya」に向かってくる人たちに対応。開幕から1分も経たないうちに、行列は隣の東6ホールの外側に伸びようとしていました。
参加者から驚きの声 夏コミ2日目を席巻したサークル「meisaiya」の熱狂
「ヤッバ！」
後から並びに来た人が、行列を前に口々に驚きの声を上げる中、10時45分には行列が東6ホールへ到達。
伸びまくる『ガルクラ本』の行列
東6ホールも越えそう
途中、動線を確保すべくコミケスタッフが列を分断・整理しつつ、10時55分にはさらに隣の東5ホールへと伸びていました。
「ここに並んでいると他のサークルの同人誌が買えないかもしれないので、今回は諦めました」（20代男性）
そう、ここは最後尾ではない
並ぶのを諦める人が現れるほどの行列は、11時10分には東5ホールの中央付近に。
ついに東5ホールまでやってきた。真ん中にちょこんて伸びてるのが最後尾札
このままでは反対側から伸びている他のサークルの行列と衝突してしまう！ というタイミングで、コミケスタッフが列をスライド。事なきを得ました。
以降は、サークルの対応やコミケスタッフの列整理の甲斐あってか、行列は伸びたり減ったりを繰り返しつつ安定。
減ったり伸びたりを繰り返しながら
通りがかったら振り返らずにはいられない存在感
ちなみに同じくらいの時間帯のホール内の様子
『ガルクラ本』も相当部数が用意されていたようで、行列が崩壊する、あるいは長い列がある状態で完売する、といった大きな混乱もなく、午前中は過ぎていきました。
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