文学フリマ、初の有料化後の来場者数を公開 前回から微減の結果に

文学フリマ、初の有料化後の来場者数を公開 前回から微減の結果に
文学フリマ、初の有料化後の来場者数を公開 前回から微減の結果に

初の入場料が設定されて開催された「文学フリマ東京38」/画像は公式サイトより

文学作品の展示即売会「文学フリマ東京38」が来場者数を発表した。

これは5月19日に東京流通センターで開催されたイベント。増加する来場者数を受け、初の入場料を設けたことでも注目が集まっていた。

今回の来場者数は12,283人。前回、2023年11月に同会場で開催された「文学フリマ東京37」の12,890人から微減する結果となった。

テーマは「自らが文学と信じるもの」展示即売会・文学フリマ

文学フリマ」は文学作品の展示即売会。「自らが文学と信じるもの」をテーマに、様々なジャンルの文学作品やクリエイターが集う。

近年は短歌を中心とする詩歌ジャンルが特に人気を集め、出店応募数が増加。

これに対応するため「文学フリマ東京38」では、一般入場料として1,000円を設定。「文学フリマ」としては初の有料開催となった。

次回の東京開催は東京ビッグサイトへ

こうした「文学フリマ東京38」での対応をめぐり、SNSなどでは出店者や来場者から様々な意見が投稿された。

入場料の是非だけでなく、会計情報の公開などを含め提言が行われている。

文学フリマ東京39/画像は公式サイトより

12月1日(日)に開催される「文学フリマ東京39」では、開催地を「コミックマーケット」でもお馴染みの東京ビッグサイトへ変更。

こちらでも入場料1,000円の継続が予定されている。

この記事どう思う?

この記事どう思う?

文フリで頒布された書籍のニュースはこちらでチェック

「ボカロ」を総括する同人誌『ボーカロイド文化の現在地』文学フリマで頒布.jpg

「ボカロ」を総括する同人誌『ボーカロイド文化の現在地』文学フリマで頒布

評論同人誌『ボーカロイド文化の現在地』が、11月11日(土)開催の「文学フリマ東京37」で頒布される。 「ボカロ」というジャンルの現在を総括する内容で、インタビュー2本、イラスト10枚、19記事を掲載。頒布時の価格は2000円。 音楽論や文化論、メディアミックス論、映像論、作家論、ファンアートのイラストを収録…

kai-you.net
文学フリマ東京、一般入場を有料化 東京ビッグサイトでの開催も発表.jpg

文学フリマ東京、一般入場を有料化 東京ビッグサイトでの開催も発表

文学作品の展示即売会「文学フリマ」が、2024年5月19日(日)の「文学フリマ東京38」から、東京開催時の一般入場を有料化すると発表した。 併せて、2024年12月1日(日)の「文学フリマ東京39」は、東京ビッグサイトで開催されることも明らかになった。 “自分が文学と信じるもの”が集まる展示即売会「文…

kai-you.net
“若者に批評がブーム”は本当? 文芸系即売会「文学フリマ」活況の理由.jpg

“若者に批評がブーム”は本当? 文芸系即売会「文学フリマ」活況の理由

文学作品の展示即売会である「文学フリマ」が、規模を拡大し続けている。 文学フリマは、プロ・アマ、営利・非営利、ジャンルを問わず、作り手が「自らが〈文学〉と信じるもの」を自ら販売する場として2002年にスタート。現在は九州〜北海道までの全国8箇所で年間合計9回、開催されている。「文フリ」と呼ぶ参加者たち…

premium.kai-you.net

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。