評論家・漫画原作者の大塚英志さんによる『シン・モノガタリ・ショウヒ・ロン 歴史・陰謀・労働・疎外』が星海社新書より8月26日(木)に発売される。
同書は、大塚さんの代表的な著作『物語消費論』を令和の時代にアップデートしたものとなる。
近年の代表的な著書として『「おたく」の精神史』などがあり、現在ではサブカルチャーに造詣の深い評論家として、論壇で一定の地位を得ているほか、『黒鷺死体宅配便』や『多重人格探偵サイコ』では漫画原作もつとめている。
文学作品の展示即売会「文学フリマ」の発起人としても知られており、同イベントは大塚さんが文芸誌『群像』に寄稿したエッセイ「不良債権としての『文学』(2002年6月号掲載)」での提唱をきっかけに開催が実現している(外部リンク)。
80年代に発生した「ビックリマンチョコレート」や都市伝説の流行などに見られた消費者自らの手で物語を作り上げる時代の予兆を論じた『物語消費論』をベースに、ゼロ年代以降のデジタル世界で力を持った巨大プラットフォームのシステム構造を消費社会論、二次創作から出発した無償労働問題を中心とした労働社会論として読み解く。
同書は、大塚さんの代表的な著作『物語消費論』を令和の時代にアップデートしたものとなる。
「文フリ」発起人としても知られる大塚英志
大塚英志さんは、1980年代に徳間書店や白夜書房、角川書店で編集者として活動。近年の代表的な著書として『「おたく」の精神史』などがあり、現在ではサブカルチャーに造詣の深い評論家として、論壇で一定の地位を得ているほか、『黒鷺死体宅配便』や『多重人格探偵サイコ』では漫画原作もつとめている。
文学作品の展示即売会「文学フリマ」の発起人としても知られており、同イベントは大塚さんが文芸誌『群像』に寄稿したエッセイ「不良債権としての『文学』(2002年6月号掲載)」での提唱をきっかけに開催が実現している(外部リンク)。
巨大プラットフォームを読み解く『シン・モノガタリ・ショウヒ・ロン』
今回刊行される『シン・モノガタリ・ショウヒ・ロン』は、大塚さんの代表的な著書のひとつでもある『物語消費論』を現代の情勢などを鑑みアップデートしたもの。80年代に発生した「ビックリマンチョコレート」や都市伝説の流行などに見られた消費者自らの手で物語を作り上げる時代の予兆を論じた『物語消費論』をベースに、ゼロ年代以降のデジタル世界で力を持った巨大プラットフォームのシステム構造を消費社会論、二次創作から出発した無償労働問題を中心とした労働社会論として読み解く。
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価格:980円(税込)
出版社:星海社 (2021/8/27)
発売日:2021年8月27日(金)
言語:日本語
新書:192ページ
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なにかを消費するということ
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