第1弾は「風の谷のナウシカ」 文春が「ジブリ文庫」を創刊、スタジオジブリの軌跡を総括

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第1弾は「風の谷のナウシカ」 文春が「ジブリ文庫」を創刊、スタジオジブリの軌跡を総括
第1弾は「風の谷のナウシカ」 文春が「ジブリ文庫」を創刊、スタジオジブリの軌跡を総括

画像は、KAI-YOU編集部によるAmazon「ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ」(文春ジブリ文庫)表紙画像の転載。

文藝春秋が、スタジオジブリ関連の書籍を扱う新レーベル「文春ジブリ文庫」を4月10日に創刊する。そのラインナップがこのほど発表された。
第1弾のラインナップでは、『風の谷のナウシカ』が取り上げられた。研究書『ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ』、フィルムコミック『シネマ・コミック1 風の谷ナウシカ』である。さらに大塚康生さんの回想録『作画汗まみれ 改訂最新版』の3冊が刊行される。

『ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ』は、スタジオジブリ設立前夜の1984年に製作され、宮崎駿監督の名を世に知らしめた長編『風の谷のナウシカ』を取り上げる。
当時の制作現場の様子を伝えるインタビューやルポルタージュ記事を再録する。これに加えて、評論家の立花隆さんや内田樹さん、作家の川上弘美さんや大塚英志さんといった多彩な執筆メンバーによる論考などが掲載されている。

『シネマ・コミック1 風の谷ナウシカ』は、以前、徳間書店で刊行されていたフィルムコミックを再編集したもの。アニメーションの映像や台詞をマンガのコマ割りに再構成している。

『作画汗まみれ 改訂最新版』は、高畑勲・宮崎駿作品を作画の面で支えた名アニメーターの大塚康生さんが、その半生を回顧したエッセイである。1982年にアニメージュ文庫より初版が刊行されて以来、読み継がれてきた名著である。
2001年には増補改訂版が出版された。3度めとなる今回の最新版では、評論家の叶精二さんが監修を手がけ、旧版には無かった貴重な図版も数多く追加されている。

今後の予定として5月に『天空の城ラピュタ』、6月に『となりのトトロ』、10月に『火垂るの墓』の「ジブリの教科書」と「シネマ・コミック」が刊行される。
以後も、 隔月で『魔女の宅急便』、『おもひでぽろぽろ』、『紅の豚』、『平成狸合戦ぽんぽこ』、『耳をすませば』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』、『ゲド戦記』、『崖の上のポニョ』、『借りぐらしのアリエッティ』が登場する。
[多摩永遠]

文春ジブリ文庫|文藝春秋
公式サイト http://bunshun.jp/bunko/ghibli/

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