スタジオジブリのアニメ映画『ゲド戦記』が、3月7日(金)21時から、日本テレビ系列「金曜ロードショー」で放送される。
本編ノーカットのため放送枠は30分拡大。23時24分までの放送となる。
【画像】映画『ゲド戦記』のポスタービジュアルと場面カット主演に岡田准一 宮崎吾朗のデビュー作『ゲド戦記』
『ゲド戦記』は、2006年に公開されたアニメ映画。宮﨑駿監督の息子であり、後に『コクリコ坂から』や『劇場版 アーヤと魔女』を手がける宮崎吾朗監督のデビュー作だ。
物語の舞台は、西海域の果てに棲む竜が現れたことを機に、災いが降りかかるようになった多島海世界・アースシー。
その原因を探る大魔法使い・ハイタカ(ゲド)と、父である国王を刺してしまい国を捨てた王子・アレンの旅が描かれた。
ハイタカとアレン
主演の岡田准一さんのほか、劇中歌「テルーの唄」や主題歌を担当した手嶌葵さん、田中裕子さん、香川照之さん、風吹ジュンさん、内藤剛志さん、倍賞美津子さん、夏川結衣さん、小林薫さん、菅原文太さんが声優をつとめた。
原作の『ゲド戦記』は『指輪物語』『ナルニア国物語』と並び、世界三大ファンタジー小説に数えられる作品。多くの作家や映画監督に影響を与えている。
宮﨑駿監督も愛読者の一人で、映画『風の谷のナウシカ』や絵物語(漫画)『シュナの旅』にも大きな影響を与えたと語っている。
「テルーの唄」の歌詞は萩原朔太郎の「こころ」に着想
『ゲド戦記』の見どころは、なぜ父である王を刺してしまったのかと自問自答する王子・アレンの成長過程にある。ハイタカ(ゲド)との旅と、心を閉ざした少女・テルーとの出会いがアレンに再び活力を与えていく。
そのきっかけの一つとして、アレンがハイタカの昔なじみのもとで農作業をするシーンが描かれる。畑を耕すことになったアレンは苦労しつつも、農作業を通して元気を取り戻していく。
このシーンは宮崎吾朗監督が「三鷹の森 ジブリ美術館」の館長をしていたころに、年下のスタッフと接する中で、「太陽の下で労働をすれば悩みが無くなる」と実感したため、取り入れたという。
農作業に従事するハイタカとアレン
また、印象的な劇中歌「テルーの唄」の歌詞は、萩原朔太郎さんの詩「こころ」に着想を得て作詞された。
完成した歌詞には「いろんな人に何かを分けたり、もらったりしていくことが、生きていくことだ」という、宮崎吾朗監督の強い想いが込められている。
© 2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT
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放送情報
『ゲド戦記』本編ノーカット(※放送枠30分拡大)
- 放送
- 3月7日(金)
- 時間
- 21時~23時24分
◆監督:宮崎吾朗
◆原作:アーシュラ・K.ル=グウィン
◆原案:宮﨑駿
◆脚本:宮崎吾朗、丹羽圭子
◆音楽:寺嶋民哉
◆声の出演:岡田准一、手嶌葵、田中裕子、香川照之、風吹ジュン、内藤剛志、倍賞美津子、夏川結衣、小林薫、菅原文太
【今後の放送ラインナップ】
◆今夜9時『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2新吹替版』 本編ノーカット
◆2月21日よる9時『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3新吹替版』
本編ノーカット
◆2月28日よる9時 『さよなら帝国劇場 最後の1日 THE ミュージカルデイ』
◆3月7日よる9時『ゲド戦記』 本編ノーカット
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