アーシュラ・K・ル=グウィンさんの著作『火明かり ゲド戦記別冊』が、岩波書店から5月29日(木)に刊行される。
代表作「ゲド戦記」シリーズ最後のエピソードとなる「火明かり」を収録。未邦訳の短編「オドレンの娘」、エッセイ、講演なども収録した、日本オリジナル編集の別冊となる。
翻訳は井上里さん、清水真砂子さん、山田和子さん、青木由紀子さん、室住信子さんが担当。中島京子さんが解説をつとめる。定価は990円(税込)。
『闇の左手』『ゲド戦記』で知られるアーシュラ・K・ル=グウィン
アーシュラ・K・ル=グウィンさん(1929~2018)は、アメリカ・カリフォルニア州バークレー生まれの作家。
世界的SF賞のヒューゴー賞とネビュラ賞を受賞した『闇の左手』をはじめ、『オルシニア物語』『空飛び猫』など数々のSF作品を発表。
スタジオジブリが映画化したことでも知られる「ゲド戦記」シリーズでファン層を飛躍的に広げた。
シリーズ全7冊を収めた美装ケースセットも発売
『火明かり ゲド戦記別冊』に収録される「火明かり」は、アーシュラ・K・ル=グウィンさんの没後に公表されたシリーズ最後のエピソードとなる。
この『火明かり ゲド戦記別冊』と共に、5月29日にはシリーズ全7冊を収めた美装ケースセットも発売される。既刊6巻に『火明かり——ゲド戦記別冊』を加えたセットとなる。定価は5742円(税込)。
なお、3月7日(金)21時からは、日本テレビ系列「金曜ロードショー」で映画『ゲド戦記』が放送される。
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