評論家・漫画原作者の大塚英志さんの新刊『シン・論 おたくとアヴァンギャルド』(太田出版)が5月25日(水)に刊行される。
企画・脚本をつとめた映画『シン・ウルトラマン』が公開中の庵野秀明さん、おたく文化とアヴァンギャルドの100年史との関係を軸に、その方法と美学の出自を検証した芸術論となっている。
戦後の「おたく」表現のフェティシズムや美学の出自は、戦時下に狂い咲いたアヴァンギャルドが、戦後、政治的にウォッシュされたものであるというのがぼくの一貫した主張だが、「シン・」シリーズは、その美学や方法を「正しく」運用し直し、戦後おたく表現を「修正」する試みなのだ。成田亨ウルトラマンの初期デザインの採用などその際たるものだろう。しかし、それは「特撮」とか「アニメ」とか戦後のジャンルに必ずしも閉じたものでなく、もう少し広い。その「広さ」が重要だ。 (「あとがき」より)
戦後、物語、漫画、文学、おたく──大...
企画・脚本をつとめた映画『シン・ウルトラマン』が公開中の庵野秀明さん、おたく文化とアヴァンギャルドの100年史との関係を軸に、その方法と美学の出自を検証した芸術論となっている。
戦後の「おたく」表現のフェティシズムや美学の出自は、戦時下に狂い咲いたアヴァンギャルドが、戦後、政治的にウォッシュされたものであるというのがぼくの一貫した主張だが、「シン・」シリーズは、その美学や方法を「正しく」運用し直し、戦後おたく表現を「修正」する試みなのだ。成田亨ウルトラマンの初期デザインの採用などその際たるものだろう。しかし、それは「特撮」とか「アニメ」とか戦後のジャンルに必ずしも閉じたものでなく、もう少し広い。その「広さ」が重要だ。 (「あとがき」より)
戦後、物語、漫画、文学、おたく──大...
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