VTuberグループ・ホロライブが、12月29日(日)・30日(月)に東京ビッグサイトで開催される同人誌即売会「コミックマーケット105(C105)」に出展する。
発表に併せて、ホロライブ公式Xは、同人誌や同人グッズ等を頒布するサークル、そして当日の来場者に向けた「ジャンル応援企画」の始動を発表。
「C105」で頒布予定のホロライブ関連の二次創作情報を、ハッシュタグ「#C105ホロライブ」を付けてXに投稿することを呼びかけている。
あくまで、“公式のお目溢し”という暗黙の了解のもと行われてきた二次創作を、「コミケ」という場で公式自ら二次創作を宣伝しようとするのは珍しいケースだ。
VTuberカルチャーと二次創作文化のwin-winな関係
こうしたホロライブの新たな試みの背景には、現在のVTuberカルチャーの隆盛と、ファンアートや切り抜き動画といった二次創作文化との、切っても切り離せない関係性がある。
VTuberカルチャーでは、タレント自身が公式にファンアート用ハッシュタグを設定。そのハッシュタグを付けて投稿されたファンアートなどを、個々に許諾を取らず、配信・動画のサムネイル画像に使用したり、配信内で紹介したりするという、独自の風土が築かれている。
タレント側は無償でファンアートを配信活動に使用できる、二次創作の制作者は好きなVTuberに自身のファンアートを使用してもらえる(宣伝にも繋がる)という、win-winの関係が築かれている。
そういった背景もあり、ホロライブの場合は公式に「二次創作ガイドライン」(外部リンク)が策定されている。
ホロライブ公式、コミケ「C105」でオリジナルグッズを販売
今回の発表を受け、「C105」のサークル参加者たちは、ハッシュタグ「#C105ホロライブ」を使って、続々と頒布予定物の情報を投稿している。
「C105」では、「VTuber」ジャンルのサークルは2日目に設定されており、「配信者本人/VTuberをもとにしたファン活動」をベースにした二次創作が頒布される(外部リンク)。
この施策によって、サークル側としては、より明確にホロライブ関連の二次創作である点を宣伝できる。また一般参加者としても、当日どのような作品が頒布されるのか、よりわかりやすくなりそうだ。
なお、ホロライブ公式は、南3ホールNo. 2411に出展。「C105」オリジナルグッズが販売されるほか、大型LEDビジョンでの映像放映が行われる(詳細は後日発表)。
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