商業/同人問わず書籍やキャラクターグッズなどを販売するメロンブックスが11月8日、VisaとMastercard(マスターカード)を使ったクレジットカード決済の利用停止を発表した。
期間は12月19日(木)から。以降、利用できるクレジットカードはJCB、American Express(アメリカン・エキスプレス)となる。
メロンブックスは発表で「力及ばず、ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけし申し訳ございません」と謝罪。なお、店舗では12月中旬よりVisaとMastercardも利用再開となる見通しだ(通信販売は利用停止のまま)。
JCBやアメックスなど他社クレカへ移行を呼びかけ
メロンブックスでは現在、12月中旬から店舗でのVisaとMastercardの利用再開に向けて準備を進めている。
とはいえ、通信販売では引き続き利用停止となるため、新たなサービスとして「メロブ店舗決済」を導入予定。その名の通り、通販利用時にメロンブックス店舗で商品代金の支払いが可能なサービスだ。
一方で、12月19日以降発売の商品を通販で購入予定の場合は、「ご予約の前に『JCB』『AmericanExpress』を先んじてご用意いただきますよう何卒、ご協力の程お願い申し上げます」と呼びかけている。
加えて、「直近の時勢を鑑みると、12月19日以前に決済が停止する可能性もあります」としており、利用停止の対象外となるクレジットカードの作成および移行を進めるようアナウンスしている。
相次ぐクレカ決済停止 ユーザーも対応に追われる
漫画やアニメ、ゲームなどの購入において、海外資本のクレジットカード会社の利用停止が止まらない。
2022年頃から、漫画などを配信するサービスにおいて、Visa、Mastercard、American Expressといったクレジットカード会社の決済停止が相次いでいる。
直近でも2024年11月5日、漫画配信サイトの先駆けであるマンガ図書館Zが、契約する決済代行会社から「アダルトコンテンツの取り扱い」を理由に契約解除を通達され、サービスを停止すると発表したばかり。
そのほか、大手ダウンロード販売サイトのDLsiteをはじめ、クリエイター支援サイト・ファンティア、ピクシブ社の関連サービス、ニコニコなど、多くのプラットフォームで特定のクレジットカードが利用できなくなっており、各社はもちろんユーザーも対応に追われている。
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