VTuberグループ・ホロライブが7月10日、中国の動画配信サイト・Bilibili(ビリビリ)の公式イベントに参加することを正式発表した。
7月14日、上海で開催される大型展示会イベント「Bilibili World 2024」にときのそらさん、ロボ子さんが参加。
「Bilibili World 2024」公式の発表(外部リンク)によれば、2人は現地時間10時より、「虚拟乐园(邦訳:バーチャル楽園)」エリアで「hololive special stage」と題したステージに登場する。
また同日、上海で開催される大型ライブイベント「Bilibili Macro Link」に、夏色まつりさん、こぼ・かなえるさんが出演する。
ホロライブとBilibili、好調に見えた中国展開
2019年1月、ホロライブを運営するカバー株式会社は、VTuber事務所としてはじめて、Bilibiliを運営する上海寛娯数碼科技有限公司と契約を締結(外部リンク)。
所属タレントのBilibili公式チャンネルを設立し、中国での展開を開始。同年9月には、Bilibiliを中心に活動する「ホロライブ中国」がデビュー。多くのホロライブ所属タレントが中国圏での認知度を上げることに成功した。
しかし2020年9月、当時ホロライブに所属していた桐生ココさんと赤井はあとさんが、活動自粛することになったトラブルをきっかけに、状況は一変することになる。
「一つの中国」巡り、桐生ココと赤井はあとが活動自粛 中国展開を縮小へ
桐生ココさんと赤井はあとさんは、Bilibiliにもミラー配信(同時配信)されていたライブ配信の中で、YouTubeのアナリティクスデータを公開。そこで「配信を見ている視聴者の国籍の上位の国」に“台湾”という文字が表示された。
中国は、台湾の独立を認めておらず、中国の領土の一部であると主張している(「一つの中国」原則と呼ばれる)。そういった政治的背景のもと、2人の配信は物議を醸すことになった。
この騒動を受け、桐生ココさんと赤井はあとさんは3週間の活動休止。カバー社は2度に渡って声明を発表するなど、対応に追われることに。
そして結果として2020年末までに「ホロライブ中国」のメンバーは全員卒業。「ホロライブ中国」は実質的に解散することになった。
ホロライブの一部タレントがBilibiliでの配信活動を再開
以降、長らくホロライブ所属タレントによるBilibiliでの目立った活動は行われてこなかったが、2024年春に転機が訪れる。
5月にホロライブ所属タレントがBilibiliでの配信活動を再開すると予告。一部配信は中止になったものの、6月には実際にこぼ・かなえるさんが生配信を実施した。
また同月、ときのそらさん、ロボ子さんらホロライブ所属タレントが「Bilibili World 2024」に出演することがBilibili側から告知されていた。
そのため、ファンの間では本件に関するホロライブ側からの正式発表が待たれていた。
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12件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:10973)
桐生ココや湊あくあが卒業したキッカケもあって、正直中国とは関わらないでほしい。
とはいえ企業としては生き残る道として中国を開拓したい気持ちもわかる。
やはりホロライブも営業収益が減少している中で、JP、EN、IDといった所だけでは会社の存続が厳しい見立てなんだろうなと思う。
中国は経済がヤバくなってきてるとはいえ、やはり大きな市場なだけに、そこを開拓しないと生き残れなくなってきてるというのもあるだろう。
まぁ、中国との関わりでまたちょくちょく騒動が起きて、辞めるホロメンも1〜2人はいそうな気もするけど。
匿名ハッコウくん(ID:10553)
中国のプロパガンダに利用されるオチになりそうでなんだかなぁ
匿名ハッコウくん(ID:10546)
中国ねぇ‥‥ココ会長にはなんの落ち度もないのに、とりあえず誤っとけの稚拙で信念の無い対応をした結果、ココ会長は退職したにも関わらず結局、中国から撤退。
るしあちゃんの情報漏洩による解雇から2年も経ってないのにメルメルも情報漏洩で解雇。カバーはシステム(仕事の仕方、伝達、確認)等に対して考えるって事が出来る人がいないんじゃないかと不安に感じる。
自分の推しがココ会長やあくたんの様な目には合わないで欲しい‥‥