バトル・格闘技
サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん『ケンガンオメガ』
マンガワンが誇る格闘漫画『ケンガンオメガ』。企業同士の争いをタイマンで決める裏格闘技の世界を描いた『ケンガンアシュラ』の続編です。できれば前作を読破して読んでほしいところ。『ケンガンオメガ』では前作で残された謎を踏まえつつ、新たな主人公格を加えて物語が進んでいます。
サンドロビッチ・ヤバ子/MAAM『一勝千金』
「ケンガン」シリーズと後で紹介する『ダンベル何キロ持てる』の原作者、サンドロビッチ・ヤバ子さんの新連載『一勝千金』もどうぞ(ヤバ子さんはいつ休んでるんだ?)。格闘家、ヤクザ、警察官の3人が立ち上げた女子専門の裏格闘団体で女子高生が暴れまくっています。MAAMさんによる格闘技の描写は迫力満点です。
花林ソラ/伏見航介『ウェルベルム-言葉の戦争-』
動詞の力で殺し合うゲームを描いた『ウェルベルム-言葉の戦争』もオススメ。例えば主人公の“開く”という動詞の能力は、唱えるだけで何かを開けたりできるもの。なんだか弱そうですが、発想しだいで様々に応用できることが作中で示されます。また、“ひらく”ではなく“ひらけ”など、言い方を変えて効果を変化させることも可能。まさに言葉遊び。読みながらいろんな動詞の使い方を考えちゃいます。
そして『ガチャマン』。こちらは別の記事で詳しくレビューされているので、そちらを読んでみてください。
恋愛・ラブコメディ
たみふる『付き合ってあげてもいいかな』
『付き合ってあげてもいいかな』はいいぞ。なんとなくノリで付き合った女子大生2人の恋模様と大学生活を描いています。些細な言動で一喜一憂する2人に親近感が湧くこと間違いなし。授業間の気だるい感じや、学園祭・サークル合宿の浮足立った雰囲気など、リアルに描写される大学生活も見どころです。
アキリ『ヴァンピアーズ』
普通の女子中学生とヴァンパイアの百合漫画『ヴァンピアーズ』。6月に最終巻が発売されました。この漫画は唇の描写が良いんですよね。最高です。なのでキスシーンも最高です。すごいぞ。
小花オト『翼くんはあかぬけたいのに』
筆者が0話から爆笑した『翼くんはあかぬけたいのに』。何をしてもダサくなる星の下に生まれた高校生・翼くんと、シェアハウスの個性爆発なメンツが抱腹絶倒を約束します。話が進むごとに恋愛要素も入ってくるいわゆるラブコメディ。いい雰囲気になってもオチで笑わせてくるのはずるい。
音楽
阿久井真『青のオーケストラ』
元天才ヴァイオリニストの中学生の主人公が、ひたむきにヴァイオリンと向き合う少女と出会い、もう一度音楽の世界に身を投じる『青のオーケストラ』。とりあえず3話まで読んでほしい! 「まじ?」ってなります。鬱屈した主人公が晴れ晴れとした顔で佇むあのシーンは鳥肌ものです。
薄場圭『スーパースターを唄って。』
大阪の路上で売人をやりながら、虚ろな目で毎日を生きる主人公が湧き上がる感情を歌にする。『スーパースターを唄って』は、貧困と音楽──ヒップホップを描いた意欲作です。筆者はタイトルを見て「これは絶対面白いぞ……!」と根拠もなしに思ったのですが、1話を読み終えた瞬間から最後まで追っかけようと決めました。まだ1巻も発売前ではじまったばかり。一緒に追いかけましょう!
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