作家の塗田一帆(ぬるたいっぽ)さんが、小説『バーチャル美少女探偵と1万人のワトソン』で、第19回小学館ライトノベル大賞の優秀賞を受賞した。
同アワードでは、応募総数1142作品の中から4作品が選出。えるぼーさんの『炒飯大脱獄』がガガガ賞を受賞。大雪八重さんの『龍の翼の上で』、宮下愚弟さんの『名もなき英雄たちへ告ぐ』が優秀賞を受賞した。
塗田一帆さんの『バーチャル美少女探偵と1万人のワトソン』を含む受賞作は、7月から8月にかけて小学館の文庫レーベル・ガガガ文庫より刊行される。
塗田一帆『バーチャル美少女探偵と1万人のワトソン』のあらすじ
刊行が決定した『バーチャル美少女探偵と1万人のワトソン』は、天才主人公による頭脳バトルを中心にした、爽快感ある推理モノになっている。
『バーチャル美少女探偵と1万人のワトソン』のあらすじ
探偵系Vtuber「ほむるちゃん」の元に舞い込むのは、視聴者からの一風変わった依頼。
そしてそれを解決するのもまた視聴者であり、1万人の「ワトソン」たちが”正解”を目指して競い合う。
主人公のエンジニア男子とVtuberオタク女子の幼馴染コンビが、インターネットを、ゲームの世界を、メタバースを、そしてリアルを駆け抜ける――。
何でもアリなアンチミステリ・インターネットバトル、ここに開幕!
元VTuberの作家 塗田一帆、デビュー作もVTuber題材の小説
塗田一帆さんは、ブラウザ拡張機能の個人開発者でありながら、2018年にはVTuber「半熟UFO」としても活動していたという経歴の作家。
元VTuberの作家として執筆した短編小説『鈴波アミを待っています』が、ジャンプ小説新人賞2020テーマ部門金賞を受賞。さらに、集英社の漫画アプリ「少年ジャンプ+」にコミカライズが掲載された。
また、長編小説版が早川書房から刊行され、作家デビューを果たした。
長編小説版では、表紙イラストをイラストレーター兼VTuberのしぐれういさんが担当。にじさんじの健屋花那さんが帯コメントを寄せている。
VTuber関連の脚本も手がけており、にじさんじのバーチャル朗読劇「これがバズったら死んでもいい」を担当。
ホロライブの英会話教本『ホロリスニング ホロライブEnglish -Myth- と学ぶ 不思議な世界の英会話!』を執筆している。
VTuberの学術書『VTuber学』(岩波書店)では、インタビュイーとして参加した。

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