連載 | #264 ポップな画像を紹介してみた

漫画あるある「ズン壁」を簡単に再現する猛者 「試行錯誤する事は特に無かった」

漫画あるある「ズン壁」を簡単に再現する猛者 「試行錯誤する事は特に無かった」
漫画あるある「ズン壁」を簡単に再現する猛者 「試行錯誤する事は特に無かった」

写真は全てⓚⓔⓝⓝⓨさん提供

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POPなポイントを3行で

  • 漫画によくある「ズン壁」を簡単に再現
  • 大友克洋『童夢』に象徴されるあのシーン
  • 「技術的に試行錯誤することは特に無かった」
アニメや漫画の超能力系のバトルシーンあるある「ズン壁」。

戦闘相手に殴り飛ばされてコンクリートの壁がヘコんで放射状にひび割れる、アレです。

大友克洋さんの『童夢』に象徴されるように、古今東西で様々な作品に登場してきた”あの”シーンですが、簡単に再現した猛者がTwitterに現れました。

「技術的に試行錯誤することは特に無かった」

この「ズン壁」を制作したのは、オリジナルメカなどの造形作品を手がけるⓚⓔⓝⓝⓨ(@1303kenny)さん。

模型の小さな隙間や段差に使う「ラッカーパテ」をスチレンボードの切れ端につけて、パレット代わりにした際に偶然思いついたと言います。

捨てるときに折り曲げてできたひび割れがコンクリートのひび割れの漫画的表現のように見えたのがきっかけです」(ⓚⓔⓝⓝⓨさん)

スチレンボード(上)とラッカーパテ(下)

「ズン壁」に整形するのに特に試行錯誤することはなかったそう。『童夢』に出てくるキャラクター・チョウさんが壁にめり込むシーンをイメージして、仕事猫のガチャフィギュアを組み合わせた写真も、なんとも言えないシュールさを醸し出してます。

余談ですが、仕事猫がかぶっているヘルメットには、弐瓶勉さんの作品『シドニアの騎士』『BLAME!』『BIOMEGA』などに共通して登場する架空の巨大企業・東亜重工のロゴがあしらわれています。

オリジナルのメカ造形がめちゃくちゃかっこいい

普段はオリジナルデザインのメカ造形や、複数のキットのパーツを組み合わせて1つの造形をつくり出すミキシングビルドで、架空のSFメカなどを制作しているⓚⓔⓝⓝⓨさん。

3Dソフトでデータを制作し3Dプリンターで出力した部品を使ったり、ヒートペンという電熱ペンを使ってプラスティック素材を熱で加工して部品をつくったりしているそうです。 詳しい作業工程はⓚⓔⓝⓝⓨさんのポートフォリオサイトで確認できます(外部リンク)。

立体造形物の祭典「ワンダーフェスティバル」(ワンフェス)にはオリジナルメカキットで参加しているとのこと。どれもSFメカ好きにはたまらない作品ばかりです。 ⓚⓔⓝⓝⓨさんの作品をもっと見る

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