造形師・安居智博さんが、湯船に浮かせて遊ぶ「ぷかぷかアヒル」7体を組み合わせて制作したものです。
安居さんがTwitterで投稿した作品は、6.2万リツイートに加えて、21.8万いいねという大反響。100円ショップで買ってきた「ぷかぷかアヒル」7個を細かく切って針金でつないで全身が動く人形を作りました。 pic.twitter.com/aC0rvF3syw
— 安居 智博 (@kami_robo_yasui) February 21, 2020
「100円ショップで買ってきた「ぷかぷかアヒル」7個を細かく切って針金でつないで全身が動く人形を作りました。」とツイートにあるように、針金でつながれた「むきむきアヒルマン」は、全身が動くアクションフィギュアになっています。
きっかけは100均ショップでの偶然の出会い
安居さんは、紙製のロボット「カミロボ」を35年にわたりつくり続けている造形師。「むきむきアヒルマン」と同様に、全身が動く「カミロボ」は以前KAI-YOUでも紹介しました。 ほかにもプロレスマスク、フィギュアの原型、CM・映画の美術造型まで幅広く制作しているという安居さん。
これまでにも、100円ショップで購入したピコピコハンマーによるフィギュア制作を行っていました。
安居さんは今回も、100円ショップの売り場で目についたアヒルから着想を得ています。 デザイン的にまとめるのが難しそうではあったものの「チャレンジしてみたい好奇心の方が上回ったのでまとめ買い」して、制作に至ったといいます。100円ショップで買ってきたピコピコハンマーを細かく切って針金でつないで全身が動く人形を作りました。 pic.twitter.com/nKD9lAtYLl
— 安居 智博 (@kami_robo_yasui) February 14, 2020
こだわったポイントは、メリハリのあるフォルム。
黄色だけの単色になるため、各部にポイントを設けるのを心がけたといいます。
「その結果、すごくマッチョな印象になってしまいましたが…。」(安居智博さん)
ロボット寄りのデザインになるのは制作方法に理由が
安居さんが紙工作としてカミロボをつくり始めたのは、小学3年生の時のこと。当時思いついた、針金で各部をつなぐ構造は現在も同じだそう。
この「むきむきアヒルマン」も「カミロボ」も、ロボット寄りのデザインに仕上がっています。
理由としては、関節ごとに可動するようにパーツをつないでいくと、自然にロボットのようなデザインになるようです。 今後も身近なもので作品をつくっていきたいという安居さんですが、今は「ハエたたき」が気になるのだとか。
理由は、世間に広く知られているデザインでかつ隙があること。
いわく、「ダサいと言うか…かわいい印象がある日用品は気になりますね」。
もし実現したら、「ハエたたき」からどのような作品が生まれるのか...想像もつきませんが、今から楽しみです。
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