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POPなポイントを3行で

  • 一見バラバラに見える歯車が見事に噛み合った作品
  • 制作者は「書き時計」でバズったからくり職人
  • 効率化された機構と不合理な設計の“ロマン”
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鈴木完吾(K.$uzuki)さんがツイートした作品の動画が話題になっています。

手回しで駆動させると、作品の歯車が噛み合い、花を模した部分が開閉する仕組み。

大中小の歯車が様々な方向に配置されているにも関わらず、それぞれが狂いなく噛み合い、ギミックが作動する様子はまさに職人技。

その見事な造形美は、6.6万のリツイートと23.2万のいいねという反響を呼んでいます(記事執筆時点)。

「書き時計」をつくったからくり職人

制作者の鈴木完吾さんは、2016年に卒業制作でつくった「書き時計」がバズを生んだからくり職人。

その以前と以後にも歯車を使った作品を多数制作していて、受賞歴もあるほか、現在総務省が主催するコンペティション「異能vation」で最終選考を通過しています。 今回制作した作品のヒントになったのは、ある知人から聞いた例え話で、それは「歯車がかみ合う時にすべてが正しく揃っている必要はない」というものだったそう。

この話を鈴木さんなりに落とし込んだのが、今回の作品というわけです。

一見、無秩序にも見える構造体の歯車が噛み合った時に、1つの秩序を感じられるというのが面白いところです。止まっている時と動いている時では印象が異なります」(鈴木さん)

制作者の推しは花が開閉する仕組み

この作品の見てほしい点として鈴木さんが推してくれたのが、歯車が3次元的に力を伝達していく様子

動画だけでは力が伝わる仕組みがわかりづらいのは承知で、それでも花々がどういった仕組みで開閉しているのかという点を、「是非とも理解してほしいです」と話してくれました。

PCで設計したこれが...

削り出されてこうなる!

ちなみに作品の制作期間は3ヶ月だそう。

バラバラに配置された歯車がちゃんと相互作用するように設計するだけでもかなり大変ですが、特にその後の組み立ても簡単ではないそう。

それでも、「今後もこういったからくり作品をつくっていきたい」と鈴木さんは言います。

なぜなら、それは彼自身が歯車が力を伝える様子を見るのがとても好きだから。

「効率化された機構、不合理な設計、それぞれに“ロマン”があります」と話す鈴木さんですが、緻密な設計と組み立ての困難を乗り越えられる一番の理由は、シンプルかつ複雑な世界を見せてくれる、歯車という存在への愛着なのでしょう。

制作過程の一部を見てみる

意匠を凝らす

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