グラフィックデザイナー/イラストレーターのMatthew Dixさんがつくる作品が見事なので、ここに紹介したい。
Matthewさんは『パラサイト 半地下の家族』『ジョーカー』など近年の映画作品をVHS風の紙パッケージにリデザインしており、その巧妙さは、「VHSで発売されたらこういうパッケージだったのでは?」と思わせるほど。
これら最新の映画がVHS(ビデオ・ホーム・システム)になることはなさそうなので、非公認ながら世界で唯一と言っていいだろう。
様々な作品がVHS化されているが、そのどれもが最近の作品であるのに、昔TSUTAYAやゲオで作品棚を歩き回ったときの記憶が蘇ってくる。
特に1990年代より前に生まれた世代は、このノスタルジーに共感できるのではないだろうか。
そんななか、なぜVHSへの回帰なのか。
Matthewさんはこの点について、アメリカのWebマガジン「a plus」からのインタビューにこう答えている。
「わたしは80年代のVHSのスタイルと外観にとても感銘を受け、同時に触発されていました」「現代の映画のポスターには、古い映画が持っていた魅力と創造的なスタイルが欠けているように感じ、わたしはそれを取り戻そうとしたんです」 そうしてつくられたVHS作品の数々は、実際にビデオデッキで視聴も可能とのこと。
ちなみに制作にあたっていちばん大変なのが、Photoshopでパッケージをデザインすることであり、「a plus」へのインタビューに対しては「(できたカバーは)自宅で印刷します。VHSへ映像を記録するのは簡単です」と答えている(外部リンク)。
そのためわたしたちの手元に届くことはなさそうだが、彼の作品は、画面越しでもその愛とノスタルジーを十分に感じさせてくれる。
珠玉のVHS作品をもっと見る
Matthewさんは『パラサイト 半地下の家族』『ジョーカー』など近年の映画作品をVHS風の紙パッケージにリデザインしており、その巧妙さは、「VHSで発売されたらこういうパッケージだったのでは?」と思わせるほど。
これら最新の映画がVHS(ビデオ・ホーム・システム)になることはなさそうなので、非公認ながら世界で唯一と言っていいだろう。
消耗した紙パッケージの質感も再現
パッケージだけでなく、出し入れを繰り返し消耗した紙の質感も再現しているMatthewさん。様々な作品がVHS化されているが、そのどれもが最近の作品であるのに、昔TSUTAYAやゲオで作品棚を歩き回ったときの記憶が蘇ってくる。
特に1990年代より前に生まれた世代は、このノスタルジーに共感できるのではないだろうか。
80年代のスタイルを現在に落とし込む
もともとレンタルビデオ店だったNetflixやAmazon Prime Videoの台頭で、ストリーミングが映画鑑賞の方法として一般化しつつある今、モノとして映画を所有する機会は減り続けるばかり。そんななか、なぜVHSへの回帰なのか。
Matthewさんはこの点について、アメリカのWebマガジン「a plus」からのインタビューにこう答えている。
「わたしは80年代のVHSのスタイルと外観にとても感銘を受け、同時に触発されていました」「現代の映画のポスターには、古い映画が持っていた魅力と創造的なスタイルが欠けているように感じ、わたしはそれを取り戻そうとしたんです」 そうしてつくられたVHS作品の数々は、実際にビデオデッキで視聴も可能とのこと。
ちなみに制作にあたっていちばん大変なのが、Photoshopでパッケージをデザインすることであり、「a plus」へのインタビューに対しては「(できたカバーは)自宅で印刷します。VHSへ映像を記録するのは簡単です」と答えている(外部リンク)。
もちろん、商業目的での販売は違法となる可能性が大きいので、残念ながらこのVHSは販売されていない。
そのためわたしたちの手元に届くことはなさそうだが、彼の作品は、画面越しでもその愛とノスタルジーを十分に感じさせてくれる。
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