『AKIRA』4Kリマスター公開 TOHOシネマズ営業再開で新海、湯浅作品など特別上映

『AKIRA』4Kリマスター公開 TOHOシネマズ営業再開で新海、湯浅作品など特別上映
『AKIRA』4Kリマスター公開 TOHOシネマズ営業再開で新海、湯浅作品など特別上映

『AKIRA』4Kリマスター版/画像はTOHOシネマズ公式サイトより

POPなポイントを3行で

  • 『AKIRA』4Kリマスター版、TOHOシネマズで上映
  • 新型コロナの緊急事態解除を受け全劇場が営業再開
  • 新海誠や湯浅政明の作品の特集上映も
大友克洋さんの同名漫画を原作に、本人自ら監督したアニメ映画『AKIRA』の4Kリマスター版が、6月5日(金)から全国のTOHOシネマズで上映される。

当初は4Kリマスター版の発売にあわせて4月3日から上映中のはずだったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する緊急事態宣言を受けて、劇場であるTOHOシネマズが影響休止を決定。

全劇場の営業を再開する6月5日にあわせて公開が決定。2020年の東京五輪をはじめ現実世界とのリンクも多い『AKIRA』を改めて、今このタイミングで映画館で楽しめる。

現実との奇妙な一致が「予言」と注目された『AKIRA』

「AKIRA 4Kリマスターセット」
第3次世界大戦による荒廃から立ち上がった都市・ネオ東京を舞台に、超能力者、政府、反政府ゲリラの思惑と、それらに巻き込まれる暴走族の少年を描いた『AKIRA』。

1982年に『週刊ヤングマガジン』で連載を開始。1988年には原作者・大友克洋さん自らがメガホンと取りアニメ映画化。国内外に大きな影響を与えた偉大なSF作品だ。

『AKIRA』に登場する看板/画像は動画「AKIRA 4Kリマスターセット」発売告知CMより

物語の時代は2019年、かつ2020年には東京でオリンピックが開催という設定。それだけならまだしも、「WHO、伝染病対策を非難」と書かれた張り紙までも登場する。

作中の看板にも描かれた「東京オリンピック開催迄あと147日」を、現実世界で迎えた2月28日には、当時の日本を取り巻く新型コロナの状況ととのリンクからTwitterでトレンド入りを果たした(関連記事)。

営業再開のTOHOシネマズ、新海監督セレクション上映

『AKIRA』の4Kリマスター版の公開が決まったTOHOシネマズは、5月15日から営業を再開する劇場を増やしてきたが、6月2日に全劇場の営業再開を決定した。

緊急事態宣言を受けての休止から、およそ一月半ぶりの再開。『アベンジャーズ』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など、再開に伴う豪華な上映ラインナップには、ネットを中心に感嘆の声が上がっている。

新海誠監督による『天気の子』

加えて、一部の劇場では人気作品の特別上映を実施。日比谷、新宿、日本橋、六本木ヒルズ、上野のTOHOシネマズでは、『君の名は。』や『天気の子』など「新海誠監督 セレクション上映」を実施する。

日比谷ではこのほかにも、『ボヘミアン・ラプソディ』と『グレイテスト・ショーマン』を上映するほか、アジア映画を特集上映する「アジアの殿堂」も開催。 ジャッキー・チェンさんの監督・主演作品『ポリス・ストーリー 香港国際警察』、『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督のプロデュース作『海にかかる霧』などが上映される。

TOHOシネマズ 梅田・なんばでは、6月をアニメ強化月間に設定。伊藤計劃さん原作の『虐殺器官』や『ハーモニー』、湯浅政明監督の『夜は短し歩けよ乙女』、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』などを上映する。

TOHOシネマズ 梅田・なんば
■6月5日(金)~6月18日(木)「虐殺器官」※R15+
■6月19日(金)~7月2日(木)「ハーモニー」※PG12
■7月3日(金)~7月16日(木)「屍者の帝国」

<湯浅政明監督特集>
■6月5日(金)~6月25日(木) 「夜は短し歩けよ乙女」
■6月26日(金)~7月16日(木)「夜明け告げるルーのうた」

<PSYCHO-PASS サイコパス特集>
■6月5日(金)~6月18日(木)「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」※R15+
■6月12日(金)~6月25日(木)「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」」※PG12
■6月19日(金)~7月2日(木)「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」」※PG12
■6月26日(金)~7月9日(木)「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」」※PG12

観る側も感染予防策は万全に

営業再開に伴い、TOHOシネマズのサイトでは改めて新型コロナウイルスの感染予防措置の表明、そして来場客へのお願いを掲載している(外部リンク)。

また、「1席ずつ空席を設ける」「ロビーソファーやハイテーブルの撤去」など、ソーシャルディスタンスを確保。

過剰に人が殺到することを避けるため、座席指定券の販売を当日からに変更したり、20時以降のレイトショー上映を当面中止するなどの対策も行う。

待ちに待った劇場での映画鑑賞だ。自身もしっかりと対策しつつ、今しか楽しめないであろうラインナップを大画面で楽しみたい。

映画が恋しい

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