芸術総合誌『ユリイカ』(青土社)が、4月28日(火)に発売する5月臨時増刊号で韓国映画を特集する。
韓国映画といえば、ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』がカンヌ国際映画祭でパルムドール、第92回アカデミー賞では作品賞を含む4冠を獲得したことが記憶に新しい。
同作品のように、社会や人の暮らしを色濃く反映し、緻密に描いた作品は韓国映画に多く見られる。『ユリイカ』では、そんな韓国映画の魅力に迫る。
ポン・ジュノ監督は同作品の特徴として「暮らしの中にある普遍性」を挙げている。
その普遍性も、同作品が全世界に受け入れられ、そして観る人を惹きつけている理由のひとつだろう。
5月号の「韓国映画」特集では上述の『パラサイト』のほか、『建築学概論』『タクシー運転手』『金子文子と朴烈』などの作品、そしてアイドル出身の俳優、通称「ヨンギドル」が出演する作品まで、ジャンルを越えて韓国映画についてとことん迫っている。
韓国映画といえば、ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』がカンヌ国際映画祭でパルムドール、第92回アカデミー賞では作品賞を含む4冠を獲得したことが記憶に新しい。
同作品のように、社会や人の暮らしを色濃く反映し、緻密に描いた作品は韓国映画に多く見られる。『ユリイカ』では、そんな韓国映画の魅力に迫る。
普遍的テーマを投げかけた『パラサイト』
『パラサイト 半地下の家族』は経済格差、学歴社会、雇用問題など世界共通の問題を扱いつつ、コメディ要素を多分に含んだエンターテインメントとして昇華した作品。ポン・ジュノ監督は同作品の特徴として「暮らしの中にある普遍性」を挙げている。
その普遍性も、同作品が全世界に受け入れられ、そして観る人を惹きつけている理由のひとつだろう。
ジャンルレスに追求する総合芸術誌『ユリイカ』
『ユリイカ』はこれまでにもBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)さんや、カルト的な人気を博す音楽ジャンル・ヴェイパーウェイヴなど、人気と注目を集める人物やカルチャーを特集し、多面的に考究してきた。 4月14日には1月に他界した評論家・坪内祐三さんを特集した5月臨時増刊号「総特集=坪内祐三」も刊行。5月号の「韓国映画」特集では上述の『パラサイト』のほか、『建築学概論』『タクシー運転手』『金子文子と朴烈』などの作品、そしてアイドル出身の俳優、通称「ヨンギドル」が出演する作品まで、ジャンルを越えて韓国映画についてとことん迫っている。
目次予定
【インタビュー】キム・ボラ【対談】深田晃司×真利子哲也
【エッセイ】四方田犬彦/野崎歓/斎藤真理子/ハン・トンヒョン/木全純治/桑畑優香/片山慎三/成川彩…
【論考】李香鎮/北小路隆志/李孝徳/吉田広明/鷲谷花/西森路代/丸屋九兵衛/北村紗衣/宣政佑/夏目深雪/森類臣/北村匡平/河野真理江/影本剛/森元斎…
【資料】加藤知恵+荒井南「韓国映画ガイド2020」
韓国の文化に注目する
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書籍情報
ユリイカ2020年5月号 特集=韓国映画の最前線
- 発売日
- 2020年4月28日(火)
- 価格
- 1,600円(税抜)
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