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映画『82年生まれ、キム・ジヨン』日本公開へ 韓国から発信された女性の“生きづらさ”

POPなポイントを3行で

  • 韓国映画『82年生まれ、キム・ジヨン』日本公開
  • 原作は韓国で130万部突破したベストセラー小説
  • 韓国の抱える問題意識“生きづらさ”とは?
映画『82年生まれ、キム・ジヨン』日本公開へ 韓国から発信された女性の“生きづらさ”

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』

韓国で130万部突破したベストセラー小説を原作とする映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が、日本では10月9日(金)に公開されることがわかった。

原作小説は、日本でも斎藤真理子さんによる翻訳本が刊行され、発売2日目にして重版が決定し、大型書店で品切れが出た大ヒット作。

大ベストセラー『82年生まれ、キム・ジヨン』

『82年生まれ、キム・ジヨン』は、チョ・ナムジュさんによるベストセラー小説。

韓国の82年生まれの女性で最も多い名前である「ジヨン」という平凡な女性の、少女時代から結婚、出産に至るまでの人生を通して、韓国が抱えるジェンダーにまつわる問題や女性の生き辛さを描いている。 主人公のジヨン役を演じるのはチョン・ユミさん、その夫デヒョン役にはコン・ユさんがキャスティングされた。

2人は『トガニ 幼き瞳の告発』『新感染 ファイナル・エクスプレス』でも共演しているが、今回3度目の共演にして初の夫婦役に挑戦する。

監督は、本作が長編デビュー作となるキム・ドヨンさんが手がけている。

韓国の抱える問題意識“生きづらさ”

『82年生まれ、キム・ジヨン』の大ヒットに象徴されるように、韓国の抱えるジェンダー問題、そして韓国人が抱える“生きづらさ”を反映した作品は近年、世界的に関心を集めている。

広く知られている通り韓国の自殺率は世界でもトップクラス。日本も10万人当たり16.6人と高い数字だが、韓国は現在も25.8人という高い自殺率で知られる(外部リンク)。

文芸や芸能の領域から韓国カルチャーを見つめる編集者の松本友也さんは、「その生きづらさの背景には、女性や社会的弱者への抑圧を生み出す韓国社会特有の問題がまずはある。そして現代においては、もはや全世界的ともいえる消費社会の拡大によって生じる“余裕のなさ”もまた、その生きづらさに拍車をかける」とKAI-YOUの連載で語っている(関連記事)。

グローバル化にうまく対応したことで生じるひずみが、現代韓国社会の課題となっているのではないか」との指摘があった。

現代の韓国文学は、こういった自殺大国における“生きづらさ”を可視化しているとも言える。

『82年生まれ、キム・ジヨン』もまた、小説という形態をとりながらも、強いメッセージ性を帯びた作品として多くの共感を集めた。

すでに韓国では上映され反響を得ているが、日本でも映画が公開されることでさらに多くの目に留まることになりそうだ。

(c)2019 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.

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作品情報

82年生まれ、キム・ジヨン

監督 キム・ドヨン
出演 チョン・ユミ、コン・ユ、キム・ミギョン 
原作 「82年生まれ、キム・ジヨン」チョ・ナムジュ著/斎藤真理子訳(筑摩書房刊)
原題 82년생 김지영
配給 クロックワークス

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