『ユリイカ』で日本語ラップ特集 いとうせいこう、般若、ACE、KOHH

『ユリイカ』で日本語ラップ特集 いとうせいこう、般若、ACE、KOHH
『ユリイカ』で日本語ラップ特集 いとうせいこう、般若、ACE、KOHH

『ユリイカ』2016年6月号表紙

5月27日(金)に刊行される青土社のカルチャー誌『ユリイカ』2016年6月号で、日本語ラップ特集が行われる。

いとうせいこうさんやZeebraさん、般若さん、KOHHさんといったレジェンドラッパーから注目の新世代のラッパーを迎えたインタビューや、漢 a.k.a. GAMIさんとANARCHYさんの対談、エッセイ、論考などが掲載された充実の特集となっている。

『ユリイカ』再燃する日本語ラップシーンを紐解く

テレビ朝日系列で放送中のMCバトル番組『フリースタイルダンジョン』の盛り上がりをはじめ、これまでにヒップホップカルチャーになじみのなかった層からも注目を集めはじめている日本語ラップ。

J-RAPとアンダーグラウンドヒップホップの論争、日本語における韻(=ライム)の試行錯誤と実戦、東京中心主義に対する地方・郊外を代表(=レペゼン)するラッパーの台頭など、ヒップホップカルチャーの起源であるアメリカとは異なる独自の発展を遂げてきた。

『ユリイカ』6月号は、そんな日本語ラップシーンを牽引するラッパーや識者へのインタビュー、対談、コラムなどを通して、日本語ラップの魅力に多角的な視点で迫る内容となっている。 日本語ラップシーンのパイオニアとして知られるいとうせいこうさんへのインタビューをはじめ、漢 a.k.a. GAMIさん・ANARCHYさん、KダブシャインさんとSEALDs幹部・牛田悦正さんによる対談。

そして、サイプレス上野さんによるエッセイ「日本語ラップ今昔物語(p.k.a.俺が生き証人)」や、DOTAMAさん・ACEさん・CHARLESさんによる座談会「サイファー/MCバトルの方法論」など、黎明期から現在に至るまで日本語ラップシーンを代表する面々が集結。

ライター・二木信さんや、相模女子大学准教授・岩下朋世さんといった、日本語ラップに造詣の深い識者によるエッセイや論考も掲載される。 また、漫画家・服部昇大さんがネット上で掲載している『日ポン語ラップの美ー子(びーこ)ちゃん』も収録。日本語ラップの名曲や名盤をわかりやすく解説していくという内容となっているので、『フリースタイルダンジョン』などをきっかけに日本語ラップにハマった人も要チェックだ。

特に、先日の『フリースタイルダンジョン』でKREVAさんへの宣戦布告で賛否両論を巻き起こした般若さんの「“昭和の残党”の戦い」と題されたインタビューは、注目したい。
この記事どう思う?

この記事どう思う?

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。