個性豊かな才能が集まるVTuber業界で、ここ最近ある新人が大きな話題を集めています。
その名はきぜつちゃん。「超大型新人スーパーハイパー動画クリエイターVTuber」を名乗る個人勢です。
たしかなクオリティのイラストや動画、特徴的な声など、目を引くポイントがいくつもありますが、なにより多くの人が度肝を抜くのが投稿動画の内容。
きぜつちゃん初投稿動画「深夜に持ち帰り二郎系」/画像はYouTubeスクリーンショットより
ご覧ください。深夜にたんまりと盛られた持ち帰り二郎系ラーメンの姿を。そう、きぜつちゃんは「深夜ドカ食いVTuber」なのです。
深夜にドカ食い! 新人VTuber・きぜつちゃん
きぜつちゃんは10月13日に動画を初投稿。動画タイトルは「深夜0時に二郎系持ち帰りとか終わってる【きぜつちゃん】」。
そのタイトルに偽りなく、日付が変わってから二郎系ラーメンをテイクアウトし、自宅でガッツリ食らう実写付き動画です。
ちなみに、ラーメンだけじゃなくチャーシュー丼も注文。さらにコンビニのおつまみチャーシューと煮卵も買って帰り、ラーメンの上に追加。盛り付けた本人も思わず「美」と口にしてしまうほど壮観なフォルムが映っています。
オリジン弁当に行ってもこのボリューム!/画像はYouTubeスクリーンショットより
そして、その後の投稿動画でもひたすらドカ食い。「深夜1時にパセラのハニートースト」「深夜0時にチキン南蛮弁当+大量の揚げ物」「深夜0時手前にサイゼリヤの辛味チキン袋買い+ミラノ風ドリア×2」……と、真夜中に常軌を逸した食事が繰り広げられています。
とはいえ、必死になって一度に食べきるタイプではなく、食べきれない分は翌日食べたり、職場への弁当に転用するなど、比較的無理のない(?)ドカ食いを堪能しています。
ドカ食いだけじゃない――イラストや動画構成も注目
凄まじい健啖ぶりに目が釘付けになるきぜつちゃんですが、動画のクオリティも見逃せないチャームポイントです。
いわゆる「立ち絵紙芝居」方式ながら、クオリティ高めで差分も豊富/画像はYouTubeスクリーンショットより
まず、きぜつちゃんの姿はVTuberで一般的なLive2Dアバターではなく、純粋な表情アニメーション付きのイラストを使用しています。発話に合わせて細かく口パクとまばたきをつけており、表情差分も豊か。作画枚数もかなり多そうです。
かわいく動くSD頭身きぜつちゃんも見どころのひとつ/画像はYouTubeスクリーンショットより
また、動画内にはデフォルメ頭身のきぜつちゃんも多数登場。こちらもかわいらしいアニメーション付きです。中には往年のインターネットミームやアニメネタも仕込まれています。
動画もロップやエフェクトなどがしっかり整えられており、前述のイラスト、さらにはエンディングアニメパートと合わせて、エンタメ映像として華やかにまとめられています。
また、無言で食べ進めている間は立ち絵付きでナレーションを入れる「副音声」も取り入れており、視聴者を飽きさせない工夫が見られます。
日中はコールセンター勤め──実兄もたまに出演
インパクト抜群のドカ食いと、たしかなクリエイティブの融合によるものか、きぜつちゃんは初投稿から大きな話題を呼びました。
投稿スパンも一週間に3本と非常にハイペース。様々な要因が重なったことで、きぜつちゃんのYouTubeチャンネルはデビュー1ヶ月を前に登録者数が5万人を突破しています。
休日のコールセンターに勤める限界社畜ぶりもたびたび紹介/画像はYouTubeスクリーンショットより
なお、専業のクリエイターではなく、日中はコールセンターで働いているようで、動画内ではコールセンター業務の裏側もたびたび話題にしています。
また、実兄が出演する回も存在。動画初投稿記念と、1万人&2万人突破記念として呼ばれ、ゲストコメンタリーとその回の食事を奢る役割を担っています。ドカ食いに呆れて笑っているシーンも見られますが、会話の雰囲気を見るに兄妹仲はなかなか良さそうです。
目標は「太く短く」? 過度なドカ食いにご注意
大食いコンテンツは、テレビ番組やYouTubeで一大ジャンルを築いてきました。そして近年は、まるよのかもめさんのマンガ『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』が大きな話題を呼んでいます。
……が、漫画『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』が顕著なように、度を過ぎた大食いは不健康と隣り合わせ。きぜつちゃんも自覚しているのか、ある動画内ではお兄さんからの指摘に対し、「太く短く」生きることを目指しているとコメントしています。
「太く短く」生きるのが目標……お体も適度に大事にしてください!/画像はYouTubeスクリーンショットより
実際、たくさんのご飯をおいしそうに平らげていくきぜつちゃんの姿はとても幸せそうであり、動画コメントにはそこに惹かれている人も数多く見られます。適度にご自愛しつつ、ドカ食いを楽しむ姿を発信していってほしいところです。
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