ソーシャルゲームの開発/運営で知られる株式会社Cygamesが世界的なトレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング(MTG)」プロプレイヤーとのスポンサー契約を締結したことを発表した。併せて、「MTG」のプロチーム「Team Cygames」を発足。
今回プロとして株式会社Cygamesと契約を結んだのは、「MTG」プロプレイヤーとして名を馳せる市川ユウキさん、覚前輝也さん、山本賢太郎さんの3名。
ソーシャルゲーム事業を主とする企業にとってだけでなくとも異例といえるカードゲームプレイヤーとのプロ契約というだけあり、波紋を呼んでいる。
その長い歴史と考え抜かれたルール、ゲームバランスによって生まれる多様な戦略性によって、その人気は世界的なものとなっており、各国で公式大会が開催されるほど。
大会における賞金も高額となっており、国内でも2000人規模の参加者を集める年4回のイベント「グランプリ」は優勝することで栄誉とともに賞金4,000ドル(上位入賞者には賞金総額35,000ドル以上)とプロツアーの参加権利およびトラベル援助、プロ・ポイントなどが与えられる。
完全招待制の世界大会「プロツアー」ともなると、優勝者の賞金40,000ドル(上位入賞者には賞金総額250,000ドル以上)にものぼるほか、「世界選手権」への参加権利などを獲得できる。年間を通して集計されたプロ・ポイントによってプロプレイヤーは様々な特典を得られるシステムとなっている。
昨今、インターネットの普及を背景にYouTuberやゲーム実況主を中心にゲームプレイングという行為自体がビジネスとして成立しはじめている流れがある。そして「MTG」はインターネット普及以前から「プロプレイヤー」の存在が成り立っているゲームだ。
チームを運営し、そのノウハウや歴史を研究することは、今後のゲームの在り方そのものを思考するうえで繋がり得る部分もあるだろう。
今回のプロチーム発足がゲーム業界にどのような価値をもたらすのか、その動向に目が離せない。
今回プロとして株式会社Cygamesと契約を結んだのは、「MTG」プロプレイヤーとして名を馳せる市川ユウキさん、覚前輝也さん、山本賢太郎さんの3名。
ソーシャルゲーム事業を主とする企業にとってだけでなくとも異例といえるカードゲームプレイヤーとのプロ契約というだけあり、波紋を呼んでいる。
世界最初のカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」とは?
「MTG」は数学者のリチャード・ガーフィールドさんよって考案され、米ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が発売するトレーディングカードゲーム。1993年に発売、「世界最初のカードゲーム」として知られ、多くのカードゲームを中心に幅広いジャンルに影響を与えている。その長い歴史と考え抜かれたルール、ゲームバランスによって生まれる多様な戦略性によって、その人気は世界的なものとなっており、各国で公式大会が開催されるほど。
大会における賞金も高額となっており、国内でも2000人規模の参加者を集める年4回のイベント「グランプリ」は優勝することで栄誉とともに賞金4,000ドル(上位入賞者には賞金総額35,000ドル以上)とプロツアーの参加権利およびトラベル援助、プロ・ポイントなどが与えられる。
完全招待制の世界大会「プロツアー」ともなると、優勝者の賞金40,000ドル(上位入賞者には賞金総額250,000ドル以上)にものぼるほか、「世界選手権」への参加権利などを獲得できる。年間を通して集計されたプロ・ポイントによってプロプレイヤーは様々な特典を得られるシステムとなっている。
プロチーム発足、Cygamesの意図は?
上述したように、「MTG」には一般的なカードゲームの認識を越える市場が確かに存在している。しかしなぜ、ソーシャルゲーム事業を行うCygames社がプロチームを発足するに至ったのだろうか。今回の件に至った経緯はコメントにて発表されている。到着したコメントでは「ゲーム業界全体の継続した発展」「TCGの日本でのさらなる普及」について触れられている。弊社は事業の主軸であるソーシャルゲーム事業の枠にとらわれず、様々なフィールドを通じて、人々に喜びや夢を与える最高のブランドを目指すとともに、社会に多様な価値を提供することを目指しています。
世界初のトレーディングカードゲームである『マジック:ザ・ギャザリング』は20年以上の歴史を持ち、カードゲームはもちろんのこと、コンピュータゲームの発展にも大きく寄与してきました。
弊社はゲーム業界全体の継続した発展を目的に、TCGの日本でのさらなる普及を支援し、プロプレイヤーが活躍できる土壌を育んでいきたいと考え、このたび、Team Cygamesを発足致しました。 「Team Cygames」発足に関するCygames社のコメント
昨今、インターネットの普及を背景にYouTuberやゲーム実況主を中心にゲームプレイングという行為自体がビジネスとして成立しはじめている流れがある。そして「MTG」はインターネット普及以前から「プロプレイヤー」の存在が成り立っているゲームだ。
チームを運営し、そのノウハウや歴史を研究することは、今後のゲームの在り方そのものを思考するうえで繋がり得る部分もあるだろう。
今回のプロチーム発足がゲーム業界にどのような価値をもたらすのか、その動向に目が離せない。
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