『MTG』殿堂プレイヤー 渡辺雄也選手、30ヶ月の出場停止処分

『MTG』殿堂プレイヤー 渡辺雄也選手、30ヶ月の出場停止処分
『MTG』殿堂プレイヤー 渡辺雄也選手、30ヶ月の出場停止処分

渡辺雄也選手(画像はTwitterより)

POPなポイントを3行で

  • 『Magic: The Gathering』有名日本人プレイヤーに出場停止処分
  • 4月に行われた大会で失格処分を受けての措置
  • SNSでは「本当に不正を行っていたのか?」と喧々諤々
世界的TCG『Magic: The Gathering』の殿堂プレイヤー、及びMPL(マジック・プロリーグ)プレイヤーとして活躍する渡辺雄也さんが、30ヶ月の出場停止処分とMPLおよびマジック・プロツアー殿堂から除名処分を受けた。

日本のみならず世界中のファンからトッププレイヤーの1人と目されていた人物であるだけに、大きな反響を呼んでいる。

渡辺雄也さんは、4月26~28日に開催された大会「ミシックチャンピオンシップ・ロンドン2019」にて、「デッキのスリーブ(※)が区別できる状態」にあったとしてベスト8入賞が確定した状態から失格処分を受けており、その後の動向が注目されていた。

※カードを保護するフィルム。失格となったのは、特定カードのスリーブが折り曲がった状態(マークド)であったため。

所属チームと選手本人は真っ向から否定

「ミシックチャンピオンシップ・ロンドン2019」での失格処分について、所属するTeam Cygamesと本人は真っ向から否定する声明を発表している(外部リンク)。 5月5日に公開された声明では「10年以上のプロプレイヤーとしてのキャリアの中で不正行為を働いたことは一度もありませんし、今後もないことを保証できます」と明文化し、「ロンドンの Mythic Championship で自分に何が起こったかいまだ理解できていませんし、とても悲しく、残念に思っています」と吐露。

所属チームは失格までに至った経緯を時系列で公表し、問題となったスリーブの状態についても写真を公開していた(外部リンク)。 画像は「【MTGWAR】2日目モダンラウンドまとめ【Day2】 | Team Cygames」より

喧々諤々となる『MTG』プレイヤーたち

「ミシックチャンピオンシップ・ロンドン2019」及び今回の出場停止処分、除名処分について世界中のプレイヤーが議論を交わしている。 渡辺雄也のような人気・実力共にトップクラスの選手がそんな違反をするはずがない」といった感情的なものから、本人がスリーブに傷をつけるメリットがないとする論、出場停止/除名処分にあたって結果だけではなく経緯と証拠を公式から提出して欲しいとする意見、ジャッジが買収されていたなどの陰謀論など、様々だ。 『Magic: The Gathering』は遊び方の多様性もさることながら、その競技性の高さも評価されるカードゲームであり、ミシックチャンピオンシップ(プロツアー)の上位賞金は最高10万ドルと高額。MPLプレイヤーに選出されると年間7万5000ドルの年棒も得ることができる。渡辺雄也さんはプロシーンで世界的に活躍する日本人選手の一人だった。

今回の選手生命に関わりかねない裁定に納得することができないプレイヤーは多く、開発・運営を行うWizards of the Coast社からのさらなる根拠の説明を求める声が多い。

一方で、渡辺雄也さんを含む日本人MPLプレイヤー4人のうち3人が過去1年間で大型大会での失格処分を受けており、プロプレイヤーのマナーやスポーツマンシップに対する厳しい意見も噴出している

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2件のコメント

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匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:2861)

「ナベは悪くないよ。邪魔ならNGしてね。しないでほしいけど。。 」
これでマジック掲示板を荒らしてる奴がいる
さて犯人は誰でしょうか~?w

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:2814)

ただ見事にウルザ土地にだけスリーブ傷があった。しかもそれぞれ違う傷なのに同名カードには同じ傷。本人がやってないとしたら誰かに仕組まれたのか。偶然できた傷にはどうしても思えないのだが...