幾原邦彦

いくはら くにひこ

演出家、アニメ監督、小説家、漫画原作者、日本映画監督協会会員。代表作品に『輪るピングドラム』『少女革命ウテナ』等。

幾原邦彦

概要

1986年に東映動画(現東映アニメーション)へ入社。佐藤順一の後継として『美少女戦士セーラームーン』シリーズのシリーズディレクターを務める。

1996年に東映動画を退社。その年にクリエイター集団「ビーパパス」を設立し、1997年に『少女革命ウテナ』を監督として発表する。『少女革命ウテナ』はその耽美かつシュールな演出から話題を呼び、1999年には『アキハバラ電脳組』と同時上映で劇場版も発表される人気作品となった。

しかしその後はアニメ制作の現場から離れ、2001年から文化庁派遣芸術家在外研修員として国費による1年間のアメリカ・ロサンゼルスへの派遣、小説の執筆などを行っていた。

2011年にオリジナル作品『輪るピングドラム』で12年ぶりに監督を務め、2015年に「PENGUINBEAR PROJECT」としてオリジナル作品『ユリ熊嵐』の監督をつとめる。

エピソード

  • 「セル画の枚数・作画の力に頼らずに面白い物を作る」をポリシーとして演出を行っている。
  • 『ウテナ』でシリーズ構成を務めた脚本家、榎戸洋司は高校時代からの友人。幾原の紹介でプロの脚本家としての一本立ちした人物である。
  • 庵野秀明は幾原の演出に惚れ込んだ人物の一人。『新世紀エヴァンゲリオン』以降、演出に演劇的な要素を取り込んだのも幾原の影響だと言われている。『エヴァ』の登場キャラクターである渚カヲルのモデルの一人は幾原だという説がある。
  • 東映動画時代の後輩に当たる五十嵐卓哉細田守などともつながりが深い。

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