新世紀エヴァンゲリオン
しんせいきえゔぁんげりおん
『新世紀エヴァンゲリオン』とは
1995年放送開始。これまでのロボットアニメにはなかった宗教や神、世界の根源、人間の実存といった長大なテーマを描き社会現象となった。
1980年代の『機動戦士ガンダム』以降、長らくリアル志向のロボットアニメのヒットはなかったが、思春期の少年の心の葛藤と大人たちの思惑と要請は、不安定な社会の情勢ともマッチし、以後様々なアニメ、映像作品が「エヴァ以降」として語られるなど、色濃く影響を与えている。
物語後半のアヴァンギャルドな表現(単に制作が間に合わなかったという説も今だに濃厚であるが)をとっても、アニメ制作会社・GAINAXの出世作と評価され、庵野秀明という映像監督の名前も一気に世界へと知らしめた。
数々の『エヴァ』本を生んだ、謎めいた作品
『新世紀エヴァンゲリオン』はその設定の難解さ、そしてジャーゴンの多さから多くの『謎本』や考察を生んだ。
そういった硬派でドープな世界観にこそ、この作品の特徴を見出すべきだが、何よりも重要なのは綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレーという2人の対称的なヒロインの存在であることは疑いようがない。様々な二次創作や同人が今日まで作り続けられた、日本アニメ史を代表するキャラクターだ。
物語としての『新世紀エヴァンゲリオン』は、旧劇場版「Air/まごころを君に」にて完結を見るが、2007年に新劇場版シリーズとして再構築がはじまる。
新シリーズ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』
2007年『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』からはじまった新劇場版シリーズ。2009年に『破』、2012年に『Q』の公開された。
完結編である新作が待ち望まれる中、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』が2020年に公開されることが決まった。
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