『新世紀エヴァンゲリオン』Netflixで全世界配信が決定　テレビシリーズと旧劇場版2作

庵野秀明監督が手がけたアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のTVシリーズ26話と、劇場版『EVANGELION:DEATH (TRUE)2』『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air／まごころを、君に』の2作が、2019年6月21日（金）からNetflixで全世界190か国一斉配信される。

11月27日（火）に、エヴァンゲリオン公式サイトで明らかにされた。

追記：3月23日に明らかになった配信日を追記しました。

社会現象を巻き起こしたアニメ『エヴァンゲリオン』

『新世紀エヴァンゲリオン』は、GAINAXが制作し1995年から1996年にかけて放送されたSFアニメ。

西暦2015年の第3新東京市を舞台に、14歳の少年・碇シンジが人型決戦兵器・エヴァンゲリオンで使徒と呼ばれる謎の敵を殲滅していく物語だ。

庵野秀明さんが監督をつとめ、難解なストーリーと意味深な伏線が多くの人々を熱狂させ、放送終了後まで及ぶほどの社会現象に発展した。

当時のアニメの文脈、常識を覆すような急転直下な展開や複雑な設定、貞本義行さんのキャラクターデザインによる魅力的なキャラクターなどで人気を集め、大ブームを巻き起こした90年代を代表するアニメ作品として知られている。

「新劇場版」シリーズは2020年に完結予定

1997年には、TVアニメ版とは異なる結末を描いた劇場版『Air／まごころを、君に』が公開。その後も数々のメディアミックスを行いながら、2006年には新たな展開やキャラクターで再構築する「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ4部作の制作を発表。

2007年に第1作『序』、2009年に第2作『破』、2012年に第3作となる『Q』が公開され、それぞれ記録的なヒットを飛ばした。現在は新劇場版の最終作となる『シン･エヴァンゲリオン劇場版:||』（『シン・エヴァンゲリオン劇場版』）の公開が待ち望まれている状況だ。

2016年に開催された「株式会社カラー10周年記念展」の記者発表時、制作や公開について質問され「頑張ってます」と即答していた庵野監督。 当時、公開予定については「いやぁ、わかんないですね。これはうちだけの配給じゃないんで。配給会社との詰めもありますので、まだわからないです」としていた。 2018年7月に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の特報が映画館でゲリラ解禁され、東京オリンピックと同年の2020年の公開が明らかに。待望のシリーズ完結が発表されたことで大きな反響を集めた。