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シン・エヴァンゲリオン劇場版
しんえゔぁんげりおんげきじょうばん
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(シン・エヴァンゲリオン劇場版:||)は、2007年にスタートした「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの完結編。
監督は庵野秀明、東宝、東映、カラーの3社共同配給。
2020年6月27日(土)公開予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による影響で公開延期が発表された。2020年5月の記事執筆段階では公開日は未定。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の特報解禁 2020年公開を発表
2018年7月20日に劇場で特報が解禁。公開日には同日に上映開始した細田守監督の最新作『未来のミライ』の予告内で観たという人の声がSNSで散見された。
『新世紀エヴァンゲリオン』とは? 95年という転換点
アニメ監督の庵野秀明さんが手がけてきた「エヴァンゲリオン」シリーズは、TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』が、1995年から1996年にかけて放送されるやいなや一部の熱狂から社会現象にまで発展。
1997年には、TVアニメ版とは別の展開を描く劇場版アニメ『Air/まごころを、君に』が公開。
アニメ放送終了後も、貞本義行さんによる同名の漫画連載やゲーム化などメディアミックスも多岐に渡り、多くの支持を集めるまでに。
1995年から翌年までテレビで放送されたアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』。
「エヴァ」始まった95年という年は、当時を知る多くの日本人にとって印象的な一年として脳裏に刻まれている。
阪神・淡路大震災そしてオウム真理教による地下鉄サリン事件が起こり、不安な社会情勢を象徴している年であり、同時に社会現象となった「エヴァ」が産声をあげた年でもある。
評論家の速水健郎さんが『1995年』という書籍を書き上げるほど、様々な側面における日本の重要な転換点だったと言える。
それから12年後の2007年。伝説と化していた「エヴァ」が劇場版として新たに描かれ、当時を知らない人たちにも大きなインパクトを持って迎えられたのが、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』からはじまった新劇場版シリーズだ。
完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の制作遅延・延期 庵野監督「頑張ってます」
2006年には、同作を新ストーリーで再構築する「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ4部作の制作を発表。2007年に第1作『序』、2009年に第2作『破』、2012年に第3作となる『Q』が公開され、それぞれ記録的なヒットを飛ばした。
シリーズ完結編となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開は延期を重ね、2015年冬予定と報道されたが、2016年7月公開の映画『シン・ゴジラ』総監督に庵野秀明監督が抜擢されたこともあってか、さらなる延期が告知されていた。
こうして、その完結編の完成を、ファンはもう6年間待ち望んできた。
2016年に開催された「株式会社カラー10周年記念展」の記者発表時、当初の予定よりも大幅に遅延している完結編の制作や公開について質問された庵野監督は、「頑張ってます」と即答していた。
公開予定については「いやぁ、わかんないですね。これはうちだけの配給じゃないんで。配給会社との詰めもありますので、まだわからないです」とし、多くのファンをやきもきさせた。
そしてついに、2020年公開に公開されることが2018年7月20日に劇場での特報解禁によって明らかになった。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で再び公開延期
2020年4月17日、世界で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による影響で、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は再び公開が延期されることが発表された。
東京オリンピックの開催される予定だった2020年だが、東京オリンピックも同じく開催延期が発表されている。
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