ホロライブプロダクションを運営するカバー株式会社が7月21日(火)、「カスタマーハラスメントに対する基本方針」と題したポリシーを公開した。
同社は、ファンから寄せられる意見・要望には真摯に対応する一方で、社会通念上相当な範囲を超えた要求や言動については、カスタマーハラスメントとして適切な対応を行う方針を示している。
ポリシー内では、カスタマーハラスメントに該当する行為として暴言や加害予告、過度かつ執拗な問い合わせなどを例示。対応方針として、サービス提供の制限・停止や法的対応、同社関係者の保護を打ち出している。
カバー社がカスタマーハラスメントへの対応方針を明文化
公開された基本方針ではカスタマーハラスメントについて、厚生労働省のマニュアルに基づき「お客さまからの要求・言動のうち、当該要求内容の妥当性に照らして、当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、当社関係者の就業環境・活動環境が害されるもの」と定義。
ハラスメント行為として「暴力行為、脅迫的言動、または威嚇」や「当社関係者に対する名誉毀損・侮辱的投稿」、不当要求行為として「合理的根拠なくタレントの活動内容・キャスティング・コラボレーション等の変更・取消しを要求すること」などを例に挙げている。
カスタマーハラスメントに該当すると判断した場合には、必要に応じて警察や弁護士など外部機関と連携し、法的な対応を行う可能性も示した。
VTuber業界で進む誹謗中傷に対するルールの再設計
VTuber事務所では近年、各社が所属ライバーへの誹謗中傷や権利侵害への対応を強化し、発信者情報開示請求や法的対応を行うなど、VTuber事業者によるタレント保護の動きが広がっている。
VTuberグループ・にじさんじを運営するANYCOLOR社やぶいすぽっ!を運営するバーチャルエンターテイメント社も誹謗中傷対策に関する取り組みを公開。
カバー社もこれまで個別の誹謗中傷や権利侵害への対応を実施してきており、今回のポリシー公開は個別の取り組みをルールとして明文化したものと言える。
カバー社は方針の中で「当社関係者が安心して活動を継続できる環境及び健全な労働環境の維持に、引き続きご理解とご協力をお願いいたします」と綴っている。
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント