『新世紀エヴァンゲリオン』や『ふしぎの海のナディア』など庵野秀明監督が携わった作品の魅力を、音と音楽を通して特集するラジオ番組「今日は一日『庵野秀明の世界』三昧」の放送が決定した。
放送は2月11日(火・祝)12時15分~18時50分まで、NHK FMにて生放送。なお、スタジオカラーの公式Xによると、庵野秀明監督の出演の予定はないという。
庵野作品の“音と音楽”を、アニメ特撮研究家 氷川竜介が解説
『新世紀エヴァンゲリオン』をはじめとしたアニメだけでなく、『シン・ゴジラ』といった実写映画も手がける庵野秀明監督。
ラジオ番組「今日は一日『庵野秀明の世界』三昧」では、その作品群を主題歌、劇中歌、BGM、効果音などの“音と音楽”で特集する。
番組で解説を担当するのは、アニメ特撮研究家の氷川竜介さん。庵野秀明さんが理事長をつとめるアニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)では、副理事長を担当する人物だ。
ゲストには、アイドルグループ・乃木坂46から「エヴァンゲリオン」シリーズの大ファンだという池田瑛紗さん、井上和さん、賀喜遥香さんが参加。MCはアナウンサーの宮﨑あずささんがつとめる。
放送に先駆けて、NHKの番組公式ページでは、庵野秀明作品で使用されている好きな曲と番組宛のメッセージを受け付けている(外部リンク)。
『エヴァ』『ナディア』を彩る楽曲 鷺巣詩郎や宇多田ヒカルも
NHK番組公式サイトにおける番組内容の説明では、2025年に放送35周年を迎えるTVアニメ『ふしぎの海のナディア』と、同じく放送30周年を迎える『新世紀エヴァンゲリオン』に触れられている。
番組中に取り扱う作品については未発表だが、両作の音楽面からの解説が聞ける可能性は高そうだ(『ふしぎの海のナディア』に関しては1990年にNHKで放送されている)。
『ふしぎの海のナディア』のOP主題歌「ブルーウォーター」や、『新世紀エヴァンゲリオン』のOP主題歌「残酷な天使のテーゼ」などは、アニソンとして根強い人気を誇っている。
また、「エヴァンゲリオン」の戦闘シーンなどで流れる名曲「EM20」を生み出した鷺巣詩郎さんや、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ全作に主題歌を提供した宇多田ヒカルさんなど、庵野秀明作品の音楽には欠かせないアーティストへの言及も期待される。
クラシックや昭和歌謡、ジャズの名曲「FLY TO THE MOON」も
「エヴァンゲリオン」シリーズではクラシックの名曲のほか、TVアニメのEDになったジャズの名曲「FLY TO THE MOON」のアレンジバージョンも印象的だ。
新劇場版シリーズにおいては、「翼をください」「今日の日はさようなら」「三百六十五歩のマーチ」など昭和歌謡の名曲も耳に残っている人が多いだろう。
そのほかにも挙げきれないほど様々な楽曲が彩ってきた庵野秀明作品。加えて番組では、楽曲以外に効果音にも言及されるという。6時間を超える生放送でどこまで深堀りされるのだろうか。放送を楽しみに待ちたい。
ラジオ「今日は一日『庵野秀明の世界』三昧」は、2月11日12時15分~18時50分まで、NHK FMで生放送される。
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番組情報
今日は一日「庵野秀明の世界」三昧
- 放送
- NHK FM
- 放送日・時間(生放送)
- 2月11日(火・祝)12:15~18:50
【解説MC】
アニメ特撮研究家・氷川竜介
【ゲストMC】
乃木坂46 池田瑛紗、井上和、賀喜遥香
【MC】
宮﨑あずさ アナウンサー
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