庵野秀明のSF冒険譚『ふしぎの海のナディア』4K版が北米でリリース

庵野秀明のSF冒険譚『ふしぎの海のナディア』4K版が北米でリリース
庵野秀明のSF冒険譚『ふしぎの海のナディア』4K版が北米でリリース

『ふしぎの海のナディア』(英題『NADIA THE SECRET OF BLUE WATER』)

アメリカの映画配給会社・GKIDSが、庵野秀明監督によるアニメ『ふしぎの海のナディア』の北米における配給権を取得したことを発表した。

北米では初の4Kリマスター版の家庭用ビデオディスクを2022年内にリリースする。

GKIDSは、同じく庵野秀明監督によるアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のBlu-ray Boxを2021年に北米ではじめて発売し、現地のファンから高い評価を得た実績を持つ。
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庵野秀明によるアニメ『ふしぎの海のナディア』

『ふしぎの海のナディア』は、庵野秀明監督によるアニメ作品。キャラクターデザインは、後に「エヴァンゲリオン」シリーズでもタッグを組む貞本義行さんがつとめている。

謎の少女・ナディアと発明好きの少年・ジャンの旅をメインにした海洋SF冒険譚で、ナディアの持つ宝石・ブルーウォーターを巡る様々な出来事が描かれている。

2020年に初放送から30周年を迎えており、東京、大阪、新潟で展覧会が開催された。同年にはBlu-ray Boxも発売されている。
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ジブリ作品、今敏、細田守、湯浅政明などの作品を北米で展開

GKIDSは、北米において『もののけ姫』や『アーヤと魔女』といったスタジオジブリの歴代作品の配給権を持つ映画配給会社。

そのほかにも、今敏監督の『東京ゴッドファーザーズ』と『パーフェクトブルー』、細田守監督の『未来のミライ』と『竜とそばかすの姫』、湯浅政明監督の『マインドゲーム』や『夜は短し歩けよ乙女』など、確かな評価を得ている名作の配給権を取得しており、北米における展開を担ってきた。

アカデミー賞長編アニメーション部門に『思い出のマーニー』『かぐや姫の物語』などを送り込み、ノミネートの立役者となった。特に細田守監督の『未来のミライ』のアメリカでの躍進を支えたことで知られている。

直近では『映画大好きポンポさん』の上映を控えており、配給権の取得が明らかになっている『犬王』も同社が展開する予定だ。

日本産アニメの海外展開を考える

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