NHK初のオリジナルアニメ『飛べ!イサミ』NHKこどもパークで配信

NHK初のオリジナルアニメ『飛べ!イサミ』NHKこどもパークで配信
NHK初のオリジナルアニメ『飛べ!イサミ』NHKこどもパークで配信

『飛べ!イサミ』/画像はAmazonより

1995年にNHK教育テレビ(現在のEテレ)で放送されたTVアニメ『飛べ!イサミ』が、Amazon Prime Video内のNHKこどもパーク(月額397円)で配信がスタートした。 NHKが企画から立ち上げた、初めての完全オリジナルアニメであり、オープニング主題歌は当時デビュー間もないジャニーズ事務所所属のロックバンド・TOKIOの「ハートを磨くっきゃない」が起用された。

監督をつとめた佐藤竜雄さんは、自身のTwitterで配信開始を報告。「Amazonプライムの見放題ではなくてNHKこどもパークではありますがよろしく!」と呼びかけた。

NHKオリジナルアニメの幕開けとなった作品

『飛べ!イサミ』は、幕末に活躍した“新撰組”の子孫である花丘イサミ月影トシ雪見ソウシの小学5年生の3人が、悪の組織・黒天狗党と戦う物語。

3人はそれぞれ近藤勇、土方歳三、沖田総司という実在の新撰組隊士から名前が付けられており、劇中でイサミたちが使用する先祖の遺したアイテムのギミックや、黒天狗党による珍妙な作戦などが人気を集めた。

総監督に『タッチ』『銀河鉄道の夜』などの杉井ギサブローさん、『機動戦艦ナデシコ』『モーレツ宇宙海賊』の佐藤竜雄さんがTVシリーズ初監督をつとめ、イサミ役の声優には中嶋美智代さんがデビュー作にもかかわらず、主人公に大抜擢された。

また前述した通り、NHKが企画から立ち上げたオリジナルアニメであり、原作となる漫画や小説は存在しない。アニメをもとにしたコミカライズ作品などがNHK出版から展開されている。

時代を彩った1990年代のNHKアニメ

『飛べ!イサミ』の放送を皮切りに、翌1996年にはNHKオリジナルアニメ第2作となる『はりもぐハーリー』が放送。以降、『YAT安心!宇宙旅行』(1996年)、『おじゃる丸』(1998年)、『コレクター・ユイ』(1999年)など、オリジナル作品が続々と登場。

現在も放送されている『おじゃる丸』は長寿作品となっており、『飛べ!イサミ』は現在まで続くNHKオリジナルアニメの礎をつくった作品を言えるかもしれない。

これらの作品が放送されていた1990年代は、オリジナル以外でもNHKのアニメ展開は活発であり、『忍たま乱太郎』をはじめ、『おばけのホーリー』や『あずきちゃん』、『ふしぎの海のナディア』『カードキャプターさくら』など、今も語り継がれる名作が放送されていた。

『飛べ!イサミ』の配信開始を機に、懐かしの名作アニメに再び触れてみるのはいかがだろうか。
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