NHK『鉄腕アトム』初の劇場版を放送 最新技術で全編フルカラー化

NHK『鉄腕アトム』初の劇場版を放送 最新技術で全編フルカラー化
NHK『鉄腕アトム』初の劇場版を放送 最新技術で全編フルカラー化

劇場アニメ『鉄腕アトム 宇宙の勇者』キービジュアル/画像はNHK公式サイトから

手塚治虫さんが原作/構成をつとめた劇場アニメ『鉄腕アトム 宇宙の勇者』がNHK総合で3月30日(日)23時から放送される。

1964年に公開されたモノクロとカラーを織り交ぜたパートカラーの同作を、現在の最新技術で全編フルカラー化した特別編となる。

『鉄腕アトム』初の劇場版 3つのエピソードを再編集

『鉄腕アトム 宇宙の勇者』は、日本で初めて制作された長編TVアニメ『鉄腕アトム』の初の劇場版。

TVシリーズのためにモノクロ、カラー、パートカラーで制作された3つのエピソード(46話「ロボット宇宙艇」、56話「地球防衛隊」、71話「地球最後の日」)に、第1話、2話、3話の一部のシーンほか新作カットを加えて再編集したものだ。

『鉄腕アトム 宇宙の勇者』のあらすじ

世界歴2004年。宇宙人に向けて通信メッセージを送るほどに科学を発達させた地球では、その英知の結晶である高性能ロボット・アトムが日夜活躍を続けていた。

ある日、科学省は、多数の部品ロボットが合体して完成する“ロボット宇宙艇”を開発。人工島司令官・ベガ大佐の妨害にあうものの、アトムの活躍で事なきを得た。

ところがその宇宙艇で月へ向かったお茶の水博士が、謎の怪物にさらわれてしまう。NHK公式サイトから

劇場アニメ『鉄腕アトム 宇宙の勇者』オープニング

手塚治虫の代表作 アニメの歴史を動かした『鉄腕アトム』

『鉄腕アトム』は、漫画の神様とも称される手塚治虫さんの代表作の一つ。

1952年から1968年まで、月刊漫画誌『少年』(光文社)で連載された(以降も番外編などが各誌に掲載)。

TVアニメ『鉄腕アトム』第1話

手塚治虫さんが総監督をつとめたTVアニメは、1963年から放送開始。最高視聴率40.7パーセントを記録し、子どもから大人まで広く愛された。

日本のアニメーションの歴史を大きく前進させ、今日に繋がる礎を築いた記念碑的作品である。

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