『手塚治虫語辞典』刊行 全470項目に渡る手塚治虫用語を収録

『手塚治虫語辞典』刊行 全470項目に渡る手塚治虫用語を収録
『手塚治虫語辞典』刊行 全470項目に渡る手塚治虫用語を収録

書籍『手塚治虫語辞典』の書影

マンガの神様と称される手塚治虫さんの主要作品、関連人物、人気キャラクターなど、全470項目に渡る用語を収録した『手塚治虫語辞典』が、誠文堂新光社から12月6日(水)に刊行される

用語と漫画のコマ絵の数々から、手塚治虫さんが手がけた作品の魅力を再発見する人物辞典の決定版。定価は2200円(税込)。
 
【画像】『手塚治虫語辞典』の収録内容

今なお愛され続ける、手塚治虫作品

鉄腕アトム』や『火の鳥』、『リボンの騎士』に『ブラック・ジャック』など、数多くの名作・人気作を世に送り出したマンガの神様こと手塚治虫さん。

現在は『鉄腕アトム』の一エピソードから生まれた漫画のアニメ作品『PLUTO』がNetflixで独占配信され、『火の鳥』が新作アニメーションとして映画化&ディズニープラスで世界独占配信されるなど、その作品群は時を越えて愛され続けている。 そんな手塚治虫さんさんにまつわる言葉と共に、日本の漫画がどのように発展してきたのかがわかる一冊が『手塚治虫語辞典』だ。

手塚治虫の手法や現代性を論じたコラムも掲載

『手塚治虫語辞典』には用語のほか、作品や手法を深掘りしたコラム「手塚治虫の特異点」と、現代につながるテクノロジーなどに焦点をあてたコラム「手塚治虫の現代性」を掲載。手塚治虫さんに関して論じられることの多いトピックを網羅している。

巻末には手塚治虫さんの作品の研究に長年取り組んできた同志社大学名誉教授の著者・竹内オサムさんと、手塚治虫さんの長女・手塚るみ子さんの対談を掲載。

綴じ込み冊子では「手塚治虫クロニクル」と題し、「手塚と阪急沿線」「赤本マンガと雑誌連載」「劇画と悪書追放運動」「アニメーション制作」などの見出しから成る年代記を収録する。

©Tezuka Productions

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書籍情報

手塚治虫語辞典

著者
竹内オサム
仕様
A5判、274ページ
定価
2200円(税込)
発売日
2023年12月6日(水)
ISBN
978-4-416-61945-2

【目次】
■本文 あ行~わ行
■≪手塚治虫の特異点≫を振り返るコラム(▼映画的手法▼ジャングル大帝▼新宝島▼ストーリーマンガ▼鉄腕アトム▼火の鳥▼ブラック・ジャック▼リボンの騎士)
■≪手塚治虫の現代性≫を探るキーワード(▼①リアルな未来予測▼②VR・ARの実現▼③世界戦争・人類の危機▼④戦後のサブカル文化に果たした役割▼⑤弱者の側に立つ視点▼⑥多様な性のあり方)
■綴じ込み冊子・手塚治虫クロニクル
■巻末対談・21世紀に継承される手塚マンガをめぐって 竹内オサム+手塚るみ子

【著者プロフィール】
竹内 オサム(たけうち・おさむ)
1951年、大阪府生まれ。大阪教育大学に入学後、マンガ研究を志す。卒業論文のテーマは「『鉄腕アトム』におけるアトム像の変遷」。75年同大学の大学院に進学、修士論文「手塚マンガにおける映画的手法の研究」で修士号を取得。大阪国際大学教授、同志社大学社会学部教授をへて、同志社大学名誉教授。児童文化とマンガの研究に従事、とりわけ手塚治虫マンガの研究をメインとする。著書に『手塚治虫論』(平凡社、1992)、『手塚治虫――アーチストになるな』(ミネルヴァ書房、2008)、『手塚治虫は「ジャングル大帝」にどんな思いを込めたのか「ストーリーマンガ」の展開』(ミネルヴァ書房、2021)』などがある。

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