浦沢直樹『PLUTO』Netflixがアニメ化 手塚治虫の原作をリメイクした傑作

『PLUTO』のアニメ制作決定にあわせて公開された記念PV

漫画家・浦沢直樹さんが、手塚治虫さんによる漫画『鉄腕アトム』のエピソードをもとに制作した漫画『PLUTO(プルートゥ)』。

本作が、2023年にNetflixにてアニメ化、独占配信されることが決定した。アニメの制作プロデュースはジェンコ、アニメーション制作はスタジオM2が行う。

また、主人公・ゲジヒト役を俳優・声優の藤真秀さん、アトム役を声優の日笠陽子さん、ウラン役を声優・歌手の鈴木みのりさんが演じることが明らかになっている。

さらに、原作者の浦沢直樹さん、原作のプロデュースを手掛けた長崎尚志さん、作品の監修を務める手塚眞さんのコメントも到着した。

国内外で高い評価を得た作品『PLUTO』

『PLUTO』は、『20世紀少年』や『YAWARA!!』などのヒット作を生み出した漫画家・浦沢直樹さんが、2003年から2009年にかけて『ビッグコミックオリジナル』で連載していた作品だ。

手塚治虫さんの『鉄腕アトム』で描かれるエピソード「地上最大のロボット」を原作としつつ、主人公をアトムから刑事ロボット・ゲジヒトへ変更するなど、独自の視点と解釈でリメイクが施されている。

同作品は第9回手塚治虫文化賞マンガ大賞、2011年アングレーム国際漫画フェスティバルでのインタージェネレーション賞、そのほかACBDアジア賞など様々な賞を受賞し、国内外で高い評価を得た。

また、2015年には舞台化され、好評につき2018年に再演を果たし、日本だけでなく欧州でのツアーも開催された。
原作者・浦沢直樹さんの公式YouTubeチャンネル ゲジヒトの手描き色塗り

「AnimeJapan 2023」に原作者・浦沢直樹が初参加

3月25日(土)・26日(日)の2日間、東京ビッグサイトにて開催されるアニメイベント「AnimeJapan 2023」に、原作者である浦沢直樹さんが参加することが決定した。

浦沢直樹さんは、監修の手塚眞さんや、アニメでキャストを担当することが発表された日笠陽子さん、鈴木みのりさんと共に、3月25日の「BLUE STAGE」にて実施される「ネトフリアニメ スペシャルステージ」に登壇する。

また、ステージでは『PLUTO』以外にも、2023年に配信が開始される作品の発表が予定されている。

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