おそ松さん

おそまつさん

3度目となる赤塚不二夫のギャグ漫画『おそ松くん』のアニメ化作品。原作のテイストを踏襲して怒涛のパロディや下ネタのオンパレードを展開。圧倒的な支持を集めるも、様々な物議を醸した結果、第3話のBS放送での修正、そして第1話がBlu-ray・DVD第1巻に未収録という事態に。

おそ松さん

原作

1962年から1967年にかけて漫画誌『少年サンデー』で連載していた漫画『おそ松くん』。

漫画界の巨匠・赤塚不二夫によるギャグ漫画の金字塔。『天才バカボン』以前の作品で、赤塚不二夫の名前を世に知らしめるきっかけとなった作品でもある。

過去には、1966年と1988年の2度にわたってTVアニメ化も行われている。

1985年には特別実写ドラマ化、1989年には劇場版アニメとして『おそ松くん スイカの星からこんにちはザンス!』が上映された。

また、1990年にはOVA『おそ松くん イヤミはひとり風の中』も制作されていることからも、長きに渡って愛されている傑作だということがうかがえる。

内容は、おそ松をはじめとした松野家の6つ子たちのドタバタを描くギャグ漫画だが、掲載雑誌を幾度も移行しているため、その時々でテイストなどは異なっている。

おそ松さん

27年ぶりのアニメ化となった、2015年10月から放送されている新作TVアニメ。作中では、松野家の6つ子たちが成長して大人になった姿が描かれている。

監督は、アニメ『銀魂』など、パロディをはじめとしたハイテンションな演出で知られる藤田陽一

第1話から、昭和テイストから一変して、『うたの☆プリンスさまっ♪』といったアイドルものをはじめ、昨今のアニメの怒涛のパロディを展開。視聴者の度肝を抜いた。

原作のテイストを踏襲したこのようなパロディや下ネタは物議を醸し、賛否両論を巻き起こしていたが、多くの視聴者には好意的に受け止められ、『おそ松さん』は、2015年秋クールのアニメの中でも最も話題を呼ぶ作品として注目を集めている。

また、人気声優を用いたキャスティング等によってBL好きな腐女子たちからの人気も厚く、6つ子たちのカップリング考察やBLイラストなどが俄然盛り上がり続けている。

一方で、第3話では『それいけ!アンパンマン』などのパロディが行われ、地上波放送後には視聴者から喝采を集めたものの、BS放送時には一部の描写に修正対応がなされていた。これについて、『おそ松さん』の放送局であるテレビ東京の高橋雄一社長が、定例会見の際、「オリジナルに失礼な行為だった」と、修正についての理由を説明するという一幕も。

そしてついに、公式サイトにて、Blu-ray・DVD第1巻に第1話は収録されず、完全新作アニメーションに変更されること、また、第1話のネット上でのストリーミング配信が終了となることがアナウンスされた。

公式サイトでは【重要なお知らせ】と題されたエントリで、上記の対応について「製作委員会の判断」と説明されている。

キャスト

おそ松(CV:櫻井孝宏
カラ松(CV:中村悠一
チョロ松(CV:神谷浩史
一松(CV:福山潤
十四松(CV:小野大輔
トド松(CV:入野自由

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