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機動警察パトレイバー
きどうけいさつぱとれいばー
機動警察パトレイバーは、1988年を基点とした10年後からの数年間の近未来の東京を中心とした地域を舞台とした漫画、アニメ、小説などのメディアミックス作品である。
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概要
当時としては珍しいメディアミックスを展開した先駆的作品である。
原作はヘッドギア。本作はメディアミックスと呼ばれる手法が導入された作品であり、アニメ版と漫画版が存在する。どの作品も基本設定は同じでキャラクタや登場メカなどはほとんど共有しているが、それぞれの作品が持つ雰囲気は大きく異なる仕上がりとなっている。当初アニメとして企画・決定していたがゆうきまさみによる漫画が先行してスタートし、その後アニメ作品がリリースされた。全編通してほとんどのレイバーやその他メカニックデザインは出渕裕によるものであるが、モニターコンソールなどの各種インターフェイス類やサブメカを佐山善則、航空機関係を主に河森正治、陸上・海上自衛隊の装備などをカトキハジメに分担することも多かった。また、出渕は劇場版3作目のスーパーバイザーや、エピソードによっては監督や絵コンテを務めることもあり、様々なかたちでシリーズに関わっている。現実味を帯びた舞台設定により、海外では高い人気を誇る。
ヘッドギア
本作のために編成されたグループ。ゆうきと出渕によって始まり、最後に押井が伊藤に誘われるかたちで合流した。
ゆうきまさみ:原案および漫画
出渕裕:メカニックデザイン
高田明美:キャラクタデザイン
伊藤和典:脚本
押井守:監督
押井は基本的なプロットが固まりつつあった時点での参加であったため、それに関する不満も多かったと語るが、当時の押井は難解な作品の生み手として敬遠され、業界を干されて生活が困窮しており、これによって救われたとも語る。
本作は監督・押井として起死回生のターニングポイントと自他共に認めている。
実写版
1980年代末期から2000ゼロ年代初頭にかけて制作されたメディアミックス作品「機動警察パトレイバー」シリーズ初となる一般公開を主眼に置いた実写映像作品である。パトレイバーシリーズ全体としては2002年のアニメ劇映画「WXIII 機動警察パトレイバー」以来途絶えていた、約12年ぶりの映像劇作品となる。
パトレイバーの初期OVAシリーズが世に出てから25年目を迎えた2013年、3月21日に実写化プロジェクトが正式に発表。同年9月25日には実写版の大まかな概要とメインスタッフ・キャストが発表された。押井守を総監督に迎え、2014年より短編シリーズ及び、防衛省全面協力の劇場用長編作品が全国の映画館で順次劇場公開される予定となっている。
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