岡田准一、ジャニーズ事務所を退所 性加害問題を背景に「自分の中心を崩したくない」

岡田准一、ジャニーズ事務所を退所 性加害問題を背景に「自分の中心を崩したくない」
岡田准一、ジャニーズ事務所を退所 性加害問題を背景に「自分の中心を崩したくない」

岡田准一さん/画像はジャニーズ事務所公式サイトより

アイドルグループ・V6の元メンバーである岡田准一さんが、11月30日(木)をもってジャニーズ事務所から退所することが発表された。

10月2日、公式サイト「Johnny's net」で公開された文面で、岡田准一さんは理由に言及。背景にはジャニーズ事務所の性加害問題があった。

一連の騒動で、ファンや仕事の関係者に「ご迷惑やご心配をこれ以上おかけしたくない、そして、何よりモノづくりのクリエイティブだけに向き合うという自分の中心を崩したくない、という思いからの退所でございます」と説明した。

なお、発表によれば、岡田准一さんは今後、芸能事務所を設立して活動していくという。

岡田准一「苦しみながらの決断である事をご理解いただけますと」

岡田准一さん/画像は「Johnny's net」より

ジャニーズ事務所は発表で、会社の問題によって岡田准一さんに苦渋の決断をさせてしまったことについて、「社会的責任を感じております」と謝罪した。

岡田准一さんも発表で、「いろいろなご意見があるとは思いますが、苦しみながらの決断である事をご理解いただけますと幸いでございます」とコメント。

「今後は、事務所を立ち上げての活動になりますが、静かに、強く、優しく、柔らかくを信条に粛々とクリエイティブにまっすぐ向き合うことで、いい時間を過ごしていただける作品をつくることができるように精進してまいります」と決意を語った。 なお、ジャニーズ事務所は10月2日に性加害問題を巡って記者会見を実施。社名変更に加え、タレントおよびタレントが設立した会社とエージェント契約を行う新会社の設立を発表している。

今後、岡田准一さんが立ち上げる事務所が、新会社とエージェント契約を結ぶのかどうか、現時点では不明だ。

ジャニーズ随一の俳優として知られる岡田准一

岡田准一さんは1980年11月18日生まれ、大阪府出身。1995年11月に坂本昌行さん、長野博さん、井ノ原快彦さん、森田剛さん、三宅健さんとともにアイドルグループ・V6のメンバーとしてデビューした。

俳優としても多くの作品に出演。TVドラマでは『木更津キャッツアイ』や、アクション俳優として活躍する契機にもなった『SP』などで主人公で出演。

近年はNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』や『白い巨塔』で主演をつとめ、現在放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』では織田信長役で出演した。

また、『天地明察』『図書館戦争』『永遠の0』『ザ・ファブル』など、多くの劇場作品でも主演をつとめている。

2021年11月にV6が解散して以降もジャニーズ事務所に在籍。アクションをスタントなしでこなす高い身体能力も特徴で、作品によっては自ら殺陣を手がけるなど、俳優として独自のポジションを確立した。

格闘技にも傾倒しており、今夏、アメリカ・ラスベガスで開催されたブラジリアン柔術の世界大会に、俳優・玉木宏さんと共に出場。41歳以上がエントリーするマスター3茶帯ライトフェザー級で2回戦まで進出した。

なお、元V6のメンバーでは、森田剛さんが解散と同時に退所、三宅健さんは2023年5月2日に退所。岡田准一さんの退所によって、カミセンことComing Centuryのメンバー全員が、ジャニーズを離れることになる。
この記事どう思う?

この記事どう思う?

激動のジャニーズ事務所

関連キーフレーズ

1件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:9272)

岡田准一さん、中堅のタレントさんですよね。会社が大変な時にどうして今までお世話になってきた分をお返ししようとは思わなかったのか不思議です。退社は本人の自由ですがもう少し力になってあげてからでもよかった。