株式会社Cygamesが11月7日(金)、株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、コナミ)から提起されていた特許権侵害訴訟について、和解が成立したことを発表した。
この訴訟は、同社が開発/運営するスマートフォンゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』を巡るもの。
和解の具体的な内容や金額等の条件については秘密保持義務に基づき公表は控えるとしている。
『ウマ娘 プリティーダービー』システムが特許権侵害の対象に
コナミは2023年、Cygamesのゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』が同社の保有する特許を侵害しているとして東京地裁に提起。
損害賠償金約40億円および遅延損害金、さらにゲームの提供差し止めを求めていた。
特許権侵害の対象となったのはゲームシステムおよびプログラムの一部。
『ウマ娘 プリティーダービー』は、育成モードのシステムについて、リリース当初からコナミの“パワプロ”こと「実況パワフルプロ野球」シリーズに似ているという指摘がユーザーの間でも度々話題となっていた。
Cygamesは安心してプレイできる環境を確保するために和解を選択
今回の発表でCygamesは、当初から「訴訟に係る全ての対象特許(18 件)に対して無効審判を請求」してきたと説明。
特許権侵害の事実はないと確信しているとしたうえで、紛争の早期解決と『ウマ娘 プリティーダービー』ユーザーが安心してプレイできる環境の確保を図る観点から、和解という選択を選んだと述べた。
訴訟の和解について報告したCygames/画像は筆者撮影
Cygamesは「ゲーム業界各社のクリエイターの努力や、作り上げてきた数々のゲームを尊重」しているとして、「ゲーム業界の更なる発展を目指していきたい」とコメントしている。
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