サイバーエージェントは7月26日、2023年9月期第3四半期(4月〜6月)の連結決算を発表した。
ゲーム事業は、傘下のCygamesが2021年2月にリリースした『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、ウマ娘)の大ヒット後、初めて赤字決算となった。
同事業の売上高は前年同期比27%減の337億円、営業利益では1億円の赤字に。大幅減益を記録した。
※以下、記事内画像は決算説明会資料より
2021年第2四半期(1月〜3月)は営業利益232億円、第3四半期は同442億円の黒字を記録。同年9月期通期の決算で同社が達成した過去最高業績にも貢献した。 ゲーム事業は以降も黒字が続いていたが、今回初の赤字に。藤田晋代表取締役社長は「ゲームの周年イベントが重なって好成績だった前期の反動が大きかった」と説明した。
一方で、『ウマ娘』は2023年にTVアニメシーズン3の放送、2024年には家庭用ゲームのリリースなどを控えており、今後も話題に事欠かないIPとして、見通しは明るいという。
藤田晋社長も「期待の2大タイトル」と紹介。前者はすでにクローズドベータテストを終了、後者は放送中のTVアニメのブームを逃さないようリリースする見通しだ。
メディア事業や広告事業が増収したものの、前述の通りゲーム事業が想定を下回ったことで、大幅減益となっている。 これらを踏まえ、サイバーエージェントは業績予想を下方修正。
売上高は前回予想と変わらず7200億円としつつ、営業利益と経常利益は250億円(前回予想は共に400億円~500億円)に修正している。サイバーエージェント2023年9月期第3四半期決算説明会
ゲーム事業は、傘下のCygamesが2021年2月にリリースした『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、ウマ娘)の大ヒット後、初めて赤字決算となった。
同事業の売上高は前年同期比27%減の337億円、営業利益では1億円の赤字に。大幅減益を記録した。
※以下、記事内画像は決算説明会資料より
『ウマ娘』牽引も、周年イベント好成績の反動大きく
Cygamesが展開する『ウマ娘』は、2021年2月にリリース。以降、サイバーエージェントのゲーム事業を牽引してきた。2021年第2四半期(1月〜3月)は営業利益232億円、第3四半期は同442億円の黒字を記録。同年9月期通期の決算で同社が達成した過去最高業績にも貢献した。 ゲーム事業は以降も黒字が続いていたが、今回初の赤字に。藤田晋代表取締役社長は「ゲームの周年イベントが重なって好成績だった前期の反動が大きかった」と説明した。
一方で、『ウマ娘』は2023年にTVアニメシーズン3の放送、2024年には家庭用ゲームのリリースなどを控えており、今後も話題に事欠かないIPとして、見通しは明るいという。
年内リリースの『ファイナルファンタジー』『呪術』に期待
サイバーエージェントのゲーム事業では、『FINAL FANTASY VII EVER CRISIS』と『呪術廻戦 ファントムパレード』が2023年内にリリース予定。藤田晋社長も「期待の2大タイトル」と紹介。前者はすでにクローズドベータテストを終了、後者は放送中のTVアニメのブームを逃さないようリリースする見通しだ。
ゲーム事業の影響で大幅減益、業績予想は下方修正
なお、2023年9月期第3四半期単体での連結決算は、売上高1717億3800万円(前年度比0.2%減)、営業利益14億3500万円(同86.2%減)。メディア事業や広告事業が増収したものの、前述の通りゲーム事業が想定を下回ったことで、大幅減益となっている。 これらを踏まえ、サイバーエージェントは業績予想を下方修正。
売上高は前回予想と変わらず7200億円としつつ、営業利益と経常利益は250億円(前回予想は共に400億円~500億円)に修正している。
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