2009年に生まれたWebサービス「アメーバピグ」のPC版および関連サービスが12月2日(月)15時をもって終了することがわかった。
理由としては、アメーバピグ上で使用している「Flash」が、2020年末をもって技術開発およびサポートが終了するため。
これに伴い、Internet ExplorerやGoogle Chromeなどすべての主要ブラウザでFlash Playerを再生することができなくなり、ブラウザ上でPC版アメーバピグも起動できなくなる。
終了する対象のPC版ピグサービスは、「ピグライフ」「ピグブレイブ・DMM GAMES版 ピグブレイブ」「ピグワールド」「ピグカフェ」「ピグアイランド」。
またPC版サービス終了に伴い、「モバイル版ピグ」「どこでもピグライフ」も終了。「スマートフォン版ピグ」「ピグパーティ」は引き続き利用できる。
しかし、「Flash」を表示できないスマートフォンの普及、さらにブラウザ上で「Flash」に対する脆弱性が多く指摘されるなどを背景に、Adobe社は「Flash」の技術自体の開発およびサポートを2020年末で終了すると発表(外部リンク)。
アメーバピグの運営としては、Flashを使用しない方向性について技術検証を重ねてきたが、「『Flash』と共に発展しながら10年間で拡がってきたPC版ピグサービスの世界を別技術で完全再現してみなさまにお届けすることは困難を極め、苦渋の決断ながらこのたびPC版ピグサービスの終了を決定いたしました」と説明している。
終了に伴う公式サイトの発表では、プロデューサーもコメント。「非常に苦渋の決断でした」としながら、終了という結論について「ひとえに責任者である私の力不足です」と言及した。
その上で、ユーザーへの感謝に触れながら、「ピグの運営・開発チーム一同、同じ気持ちでいると思います。 過去運営に携わったメンバー含めメッセージをPCピグの10周年記念エリア『時間の塔』内に公開しています」と語った。
今後は「ピグパーティ」をはじめとしたスマホアプリの提供に尽力するという。
ユーザーは自身にそっくりなアバター(ピグ)をつくり、渋谷や浅草など現実の場所をモチーフにした仮想空間で、他のユーザーとチャットを楽しめる。利用者は1000万人以上といわれている。
アイドルやタレントとのコラボなども行われてきたが、インターネット文化という意味では、一時期問題視された「ピグH」と呼ばれる行為が印象深い。ピグHの参考動画
これは「ユーザーがアバター同士を密着させるなどして、性行為を連想させる会話や動作をしている」といったもの。
アメーバピグはもともと18歳以上を対象としており、18歳未満のユーザーの利用には事前に親権者の承諾を求めている。当時は15歳以下のユーザーの利用を制限したことで、運営に対する批判も多かった(外部リンク)。
ネットを介して人との出会いや思い出を提供してPC版アメーバピグ。10年という時間は短いかもしれないが、インターネットが目まぐるしく変化した期間に存在したサービスとして、多くのユーザーの記憶に残りそうだ。
理由としては、アメーバピグ上で使用している「Flash」が、2020年末をもって技術開発およびサポートが終了するため。
これに伴い、Internet ExplorerやGoogle Chromeなどすべての主要ブラウザでFlash Playerを再生することができなくなり、ブラウザ上でPC版アメーバピグも起動できなくなる。
終了する対象のPC版ピグサービスは、「ピグライフ」「ピグブレイブ・DMM GAMES版 ピグブレイブ」「ピグワールド」「ピグカフェ」「ピグアイランド」。
またPC版サービス終了に伴い、「モバイル版ピグ」「どこでもピグライフ」も終了。「スマートフォン版ピグ」「ピグパーティ」は引き続き利用できる。
サービス開始から10年、PC版アメーバピグが終了へ
PC版アメーバピグおよびPC版ピグサービスは、アドビシステムズが提供する「Flash」という技術を用いて運営されてきた。【PC版アメーバピグ終了のお知らせ】
— 【公式】アメーバピグ@スタッフ (@pigg_staff) 2019年3月12日
2019年12月2日(月)15:00をもちまして
PC版アメーバピグおよび関連サービスを終了いたします。
経緯やサービス終了までの日程詳細は下記よりご確認ください。https://t.co/mD4ScuU2bk
10年以上のご愛顧にスタッフ一同心から御礼申し上げます。
しかし、「Flash」を表示できないスマートフォンの普及、さらにブラウザ上で「Flash」に対する脆弱性が多く指摘されるなどを背景に、Adobe社は「Flash」の技術自体の開発およびサポートを2020年末で終了すると発表(外部リンク)。
アメーバピグの運営としては、Flashを使用しない方向性について技術検証を重ねてきたが、「『Flash』と共に発展しながら10年間で拡がってきたPC版ピグサービスの世界を別技術で完全再現してみなさまにお届けすることは困難を極め、苦渋の決断ながらこのたびPC版ピグサービスの終了を決定いたしました」と説明している。
終了に伴う公式サイトの発表では、プロデューサーもコメント。「非常に苦渋の決断でした」としながら、終了という結論について「ひとえに責任者である私の力不足です」と言及した。
その上で、ユーザーへの感謝に触れながら、「ピグの運営・開発チーム一同、同じ気持ちでいると思います。 過去運営に携わったメンバー含めメッセージをPCピグの10周年記念エリア『時間の塔』内に公開しています」と語った。
今後は「ピグパーティ」をはじめとしたスマホアプリの提供に尽力するという。
インターネット文化としては「ピグH」も問題に
サイバーエージェントが運営するWebサービスとして、2009年2月にスタートしたアメーバピグ。ユーザーは自身にそっくりなアバター(ピグ)をつくり、渋谷や浅草など現実の場所をモチーフにした仮想空間で、他のユーザーとチャットを楽しめる。利用者は1000万人以上といわれている。
アイドルやタレントとのコラボなども行われてきたが、インターネット文化という意味では、一時期問題視された「ピグH」と呼ばれる行為が印象深い。
アメーバピグはもともと18歳以上を対象としており、18歳未満のユーザーの利用には事前に親権者の承諾を求めている。当時は15歳以下のユーザーの利用を制限したことで、運営に対する批判も多かった(外部リンク)。
ネットを介して人との出会いや思い出を提供してPC版アメーバピグ。10年という時間は短いかもしれないが、インターネットが目まぐるしく変化した期間に存在したサービスとして、多くのユーザーの記憶に残りそうだ。
終了するその瞬間
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