連載 | #10 Johnny's-POP

Travis Japan「JUST DANCE!」レビュー デビュー曲で証明した世界に挑む覚悟

ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ・Travis Japanが、メジャーデビューシングル『JUST DANCE!』を10月28日(金)に全世界同時配信リリースした。

Travis Japanの「踊ることへの”衝動”や”喜び、ステージに立てたことをシンプルに“喜び””楽しむ”」といった想いが込められているという表題曲「JUST DANCE!」。

楽曲クレジットによれば、ソングライターはSam Bergesonさん、Stephen Ellrodさん、Tim Riehmさん、プロデューサーはSam BergesonさんとChris Farrenさんが担当している。

絶妙な遅さで体が揺れる「JUST DANCE!」

少年隊の「仮面舞踏会」、KinKi Kidsの「硝子の少年」、の「A・RA・SHI」、KAT-TUNの「Real Face」、King&Princeの「シンデレラガール」。

デビュー時から各メディアに取り上げられ話題となるジャニーズのアイドルにとって、音楽番組やライブで披露される機会も多いデビュー曲は、グループの印象を左右する重要な役割を担う。

その上で、Travis Japanのデビュー曲「JUST DANCE!」を初めて聴いた際、筆者はそのテンポが意外に思った。BPM105前後のミドルナンバー。絶妙な遅さのグルーヴに、思わず聴いている側も体を揺らしてしまう。

ボーイズバンドの潮流ド真ん中への挑戦 世界に挑む覚悟

オートチューンと豊かな響きのリバーブを多用したメロディライン、全編英語のリリック、曲間のラップパート、かつてのブラック・ミュージックを踏襲した現代的なダンスポップ。

昨今のボーイズバンド(男性アイドル)楽曲の潮流ド真ん中の楽曲に、世界へと挑戦するTravis Japanの覚悟がうかがえる。

その中でも、“Just dance”から始まるコーラス(サビ)のキャッチーなフレーズには、歴代のジャニーズのアイドルたちが紡いできたJ-POPの精神が息づいている。

1
2

SHARE

この記事をシェアする

Post
Share
Bookmark
LINE

連載

Johnny's-POP

日本男性アイドルの代表的存在であるジャニーズ。 テレビ、舞台、雑誌、ラジオ、そしてインターネットと、メディアを越境して活躍する彼らもまたポップな存在だ。 彼らをポップたらしめているものは何か? その魅力を紐解く。

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。

コメントを削除します。
よろしいですか?

コメントを受け付けました

コメントは現在承認待ちです。

コメントは、編集部の承認を経て掲載されます。

※掲載可否の基準につきましては利用規約の確認をお願いします。

POP UP !

もっと見る

もっと見る

よく読まれている記事

KAI-YOU Premium

もっと見る

もっと見る

音楽・映像の週間ランキング

最新のPOPをお届け!

もっと見る

もっと見る

このページは、株式会社カイユウに所属するKAI-YOU編集部が、独自に定めたコンテンツポリシーに基づき制作・配信しています。 KAI-YOU.netでは、文芸、アニメや漫画、YouTuberやVTuber、音楽や映像、イラストやアート、ゲーム、ヒップホップ、テクノロジーなどに関する最新ニュースを毎日更新しています。様々なジャンルを横断するポップカルチャーに関するインタビューやコラム、レポートといったコンテンツをお届けします。

ページトップへ