SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は4月15日、「今後のファンクラブおよび音楽原盤等の版権の取り扱い方針について」と題した声明を発表した。
声明では、同社に所属していたタレント28組295名がSTARTO ENTERTAINMENTに移籍したことを、改めて報告。
その上で今後、当該タレントのファンクラブ「ファミリークラブ」や既存の音楽原盤などの版権について、「段階的な方法による移管を検討している」ことを明らかにした。
ファンクラブ事業は2024年夏に分社化、独立へ
SMILE-UP.社は、ファンクラブをSTARTO社へ譲渡すること、また同社保有の既存版権すべてをSTARTO社に移管することは、起業したばかりの同社の経営・財務状況から難しいと判断。
その上で「ファミリークラブ」について、2024年夏を目処にSMILE-UP.社から分社化し、(STARTO社とも別会社として)独立を進める方針を明らかにした。
分社した初期の段階では、SMILE-UP.社が分社化後の「ファミリークラブ」の株主になるものの、株式配当などの収益分配は受け取らないという。
また、段階的にその保有割合を減らしていく予定だとしている。
新たな音楽原盤の版権は、STARTO社とブライト・ノート・ミュージックが共同保有
一方、既存の音楽原盤などの版権については、現在と同じくSMILE-UP.社と株式会社ブライト・ノート・ミュージック(旧ジャニーズ出版)での共同保有を続けつつ、段階的に保有割合を小さくしていく方法を検討していると発表。
現在は、既存の版権の整理と振り分け作業を行っていると説明した。
なお、今後新たに発生する音楽原盤等の版権については、STARTO社とブライト・ノート・ミュージックが共同で保有する形となる。
また、SMILE-UP.社が保有するその他の知的財産権についても、段階的にその保有割合を減少させていくとしている。
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